今年も、寒暖の差が激しい天気が続いている。落葉樹が多い山では、落ち葉に囲まれて葉を伸ばしている。春蘭の姿が目立つ。春の到来が待ち遠しい。
*****
前ブログの記事(2012年2月中旬)を加筆転載する。画像はクリックで拡大できる。
近所の山にて、春蘭の葉
この株では、葉が切られている姿が痛々しいが。
*****
春蘭(シュンラン):
ラン科に属する常緑の多年草。里山の落葉樹林など、冬に日当たりがよい所に自生している。寒さと乾燥に強い。葉の長さは20-30センチ。早春に、根のそばから短い花茎を出して淡黄緑色の花を開く。春蘭にはさまざまな俗名がある。
堅くて細い葉に似合わず、春蘭の花には柔らかな風合いがある。
花弁に一本の紅い筋状模様が目立つものもある。春蘭の花探しは面白いが、多くのものはカメラを構えるのが
容易でないような場所に生えている。
春蘭は五弁花を開く。肉厚な花弁には艶がある。
白色の大きな舌弁と濃紅紫色の斑点
時には、数輪の花が集まって開いている。花は1から3輪である場合が多い。
稀な例であろうが、この画像のものでは一本の花茎が分岐して二輪の花が付いている。
*****
前年の夏か秋の頃の草刈りで、葉を切られてしまったのであろう。それでも、蕾が大きくなっている。春蘭は強い草花だ。
春蘭が外部からのストレスに強いのは、この大きな根茎に巧みな仕組みがあるためだろう。
*****
春蘭は地味な存在のランであるが、変種も多い。変種は春蘭コレクターの垂涎の的でもある。昔にくらべて、生えている数がかなり減っていると、古老からは聞く。
コメントをいただきありがとうございます。
確かに、シュンランの開花は待ち遠しいですね。
シュンランにとって、これからの寒さが
厳しくならないことを期待しています。
春・・シュンランのお花が待たれますよね。
ご訪問いただきありがとうございます。
早く暖かくなってほしいですね。こちらでは、今日も冷たい北風が吹いていました。
そのため、山のマンサクの花芽は大きくなっていませんでした。
宝篋山でシュンランが多くないとのこと、そして筑波山ではシュンランが
見られないとのこと。たいへん残念です。ネットで検索すると、
確かに斑入りなどの変種は高い値段で取引されています。
今更のことですが、そのような自生種に対する保護策が必要ですね。
赤城の座禅草は咲き始めましたが、ご指摘のように開花の進行は遅れています。
星野か両神山の節分草を花友さんと見に行かれるとのこと、楽しみですね。
当方は佐野の柿平とその奥で節分草と座禅草が咲くのを待っています。
大雪の降った年は野草がきれいですか。今春の花見を心待ちにしています。
これからも、よろしくお願いいたします。
今年は寒波が続いて、野草の開花がみんな遅れてますね。
シュンランは宝篋山にも自生してますが、数は少ないです。
筑波山のシュンランは、斑入りが数十万で取引されるとかで、盗掘されたのか
最近みた事が有りません。
先日、那須に座禅草を見に行ったら、まだ芽が出たばかりで空振りでした。
赤城の座禅草は咲き出しているそうですね。
3月になったら星野か両神に節分草を見に花友と行く予定です。
大雪の降った年の野草はきれいだと言うので、今年の山は楽しみですね。
シュンランは3月中旬頃から咲きます。しかし、今年は寒さで開花が
遅れそうです。今朝のように、雪(僅かの降雪)で路面が凍結するくらい寒い日も
ありますので。春蘭は里山で多い(多かった)ようです。
でんさんがよく登られる山でも自生していると思います。ただし、葉は似ていますが、
シュンランでないものも少なくありません。見慣れると、葉の様子で
他のものと区別できます。是非、花と出会ってみてください。
スイセンとは違った類の魅力を感じられると思います。
節分草は、佐野市柿平で開花します(昨年は3月上旬)。地元の人々によって
保護されています。気が向かれたら、柿平と節分草をキーワードとして
検索してみてください。Googleでは、小生の記事がトップに出てきます(昨夜(笑))。
また、柿原の奥で、座禅草を見ることができます(厳重に柵で囲まれていますが)。
ともかく、山の花を採る人がいるために、花が激減していくのは残念です。
なお、コメントをいただく直前に、画像を追加し記事を修正(一部)しました。
大小山~大坊山の間にも似たような葉を見つけているのですが
花は見たことがないのです(^^;)
いつもシュンランなのかスイセンなのかと思いながら通り過ぎてます(笑)
昔は足利周辺の山にも多く見られたと聞いたことがありますが
今では少ないのかもしれませんね~(>_<)
他にシュンランだけでなく安蘇の石灰の山域にはセツブンソウも多くあったらしいですね。
それまた乱獲・盗掘でなくなったとか・・・。