シロバナシラン(白花紫蘭)が道端の草むらの中で、花を開いていました。朝のやわらかな光を浴びている花には、華麗さとは異質の雰囲気が感じられました。
これまで、わたくしはシラン(紫蘭)にレンズを向けたことがありませんでした。しばしば見かける花の色に、何となく魅力を感じていなかったからでした。今回、この花に出会って、紫蘭に対する自分の先入感を恥じる気分になりました。
唇弁での慎ましやかな美しさに惹かれて
シラン(紫蘭):日当たりのよい湿性斜面に生える多年草、観賞用としても栽培される。茎の高さ30-70センチ。花は数個つき、大型で紅紫色、ときに白色を帯びる。唇弁は卵形で先にひだが多い。分布 本州、四国、九州、沖縄 (山渓ハンディ図鑑2「山に咲く花」(増補改訂新版))
野生ランの種類の中ではもっとも普遍化し、庭・庭園に観賞用として植えられている。和名は花の色をそのまま表しているが、漢名は白及(びやっきゅう)。地下にある鱗茎を白及根と称して糊、または漢方薬として内用・外用する。そのため、薬草園などでも栽培されている (花の大歳事記、池田書店)。
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ネジバナ(捩花、ラン科ネジバナ属)
今年も10本以上の花茎が伸びることを期待しています(自宅、植木鉢(直径 30 cm)での小さな群れ)。
ー 5月上旬 ー
いい写真を撮る人は自分の周りの自然環境に敏感で、よく観察されておられるですね。
白花紫蘭、美しいですね。
ありがとうございました。
あることでの変化を見過ごさないようにすることは習性になっていますが、
好奇心をモットーにして過ごしていますので、結果として周囲の自然環境に
注意を払うようになりました。
白花紫蘭では、光の当たり具合が撮ってみたくなるまで暫く待ってシャッターボタンを押しました。
今回も温かいコメントをお寄せいただきありがとうございました。