こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

未明の満月にレンズを向けて 2023年8月

2023-08-03 | 月、月光彩雲

 

今月は満月(望)のときが2回ある。一回目は2日であり、二回目は31日である。さて、2日では月の入りが午前3時27分(群馬)、望が午前3時32分であった。自分のところでは、月の入り約30分前に、月は西側の尾根に沈む。次善の策として、午前2時過ぎに起床して、望になる直前の月にレンズを向けた。

撮影道具は手持ちの望遠レンズ(200 mm、EF70-200 mm F4L) と一眼レフ EOS 6D である。RAWモードで撮影した画像を現像しトリミングしてから、記事としてアップするために JPG に変換した。

 

明るい月の光が居室の窓から入ってきた(午前2時40分頃)。月面の輝きは冬の透明な夜空でのそれを想わせるほど印象的であった。


自分が感じた雰囲気を再現するために、撮影・現像でのホワイトバランスはオートに設定した。


望遠 200 mmで撮れる月の大きさは示すために、トリミングする前の画像(オリジナル版)を添えた。撮影条件はマニュアル設定にて、ISO感度 500、シャッター速度1/1000 秒、絞り f 値 9.0である。

もちろん、ファインダーで見る月はもっと大きいが。

 

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RAWモードで撮ることの利点は、ホワイトバランスを変えても画質が劣化がしないことだ。遊び心を出して、ホワイトバランスを変えてみた。この画像ではオートよりも若干低い色温度に設定した。自分としてはOKを出したいが、今回での舞台は酷暑の夜である。

 

欲を出して、月が近くの尾根に沈む瞬間や室内で育てているコチョウランの花が月光を浴びる姿などを撮ってみたかった。しかし、ころは丑三つ時(午前2時〜2時半)。無理は禁物、今回はそれらをパスして再び就寝し、午前中から始まるオンラインでの会合に備えた。

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前夜(1日)では、夕刻からの雷雨で月の出を見ることはできなかったが、午後10時頃は雲間に月が姿を見せた。

 

色は淡いが、月光彩雲もときどき見られた。午後10時頃。ホワイトバランスはオートに設定。

 

 

8月1日、2日、桐生市にて(自宅)