
N子さん
カンタービレ―片手ずつの練習も続けて、1フレーズを一つの言葉、文章として「お話し」
するように歌う気持ちで弾きましょう

そのためには、例えば冒頭のフレーズ、2小節目の4拍目までを何回か繰り返して
そこまでをひと息に弾けるようになってから次のフレーズへという風に
さらうと良いと思います

ただし、いつも最初からではなく、色々なフレーズから始めることが大切です

プレリュード―左手の和音をなるべくレガートに、絶え間なく和音を響かせるように弾いて
下さい

17小節目では1拍目のあと、右手がぶっつりと切れないように、ここは息の長い
フレーズですから呼吸を節約しながら19小節目まで息も気持ちも保つように
しましょう

おかあさん
シンフォニア―2小節目は新しい始まりとして切って弾くだけだなく、タイで結ばれた
長い音符を丁寧に充分響かせたのを確認してから内声を弾くようにして下さい

同様に、どの声部でも長い音符をはっきりと丁寧に取るようにして、多声感や
シンコペーションのリズム感を強調するようにしましょう

ベートーヴェン―2小節目は3拍目から新しいフレーズが始まりますが、重心はどんな時も
1拍目に来るようにコントロールしましょう

細かいことを言うと16小節目から24小節目までは、1拍目はその都度新しく、
常に3拍目の音を切って次の小節に入るようにし、31小節目からは3拍目の
トリルではなく1拍目のスフォルツァンドを強調して下さい

主よ―5小節目~のように3連符でないリズム型の部分も、拍の最後の8分音符が表に出てこない
ように、次のフレーズへのレガートなアウフタクトとして優しくひきましょう

3連符は一つ一つの音を均等に充分歌って大切に弾いて下さい

かなちゃん
のうふ―おゆびがとどかないところがあるけど、よくがんばってれんしゅうしてますね

ゆびがとどかなくても、おとはつづいているつもりで、なかの8ぶおんぷはよわく
ひくようにしてね

11しょうせつめの1ぱくめと3ぱくめのふてん4ぶおんぷは、みぎては5ばんゆび
だけどいいおとでひびくようにしっかりひいてね

ます―おうちでもういちど、ひくじゅんばんをたしかめてみてね

セーニョきごうにもどって、みぎのページの1だんめのさいごのしょうせつから
コーダにいっておわるよ

2ページめの⑥ばんのところは、ひだりてのおとをかるくひきましょう


ゆうせいくん
かもめ―とてもよくれんしゅうしたね



クレッシェンド(だんだんつよく)やディミヌエンド(だんだんよわく)がかいて
あるところはきをつけてまもるようにして、かいてなくてもスラーのさいごの
おとはしずかにやさしくおわるようにしてね

みぎのページの3だんめ1,2しょうせつは、4はくめでパッとおててをはなしましょう

よろこび―こちらもちゅういをまもって、とてもよくがんばってれんしゅうしてあるね

12しょうせつめは、4はくめにはいるのがおそくならないようによくかぞえてね

あんまりテンポがはやくならないように、すこしゆっくりめにかぞえてれんしゅう
するようにしましょう

manya
パリ―よくなってきたよ

音出していいよ


テヌートをちゃんと感じながら弾くようにしましょう

芯のあるいい音を出すように心がけて、ペダルもつけて練習してみてね

祭り―こちらもがんばって

和音のポジションに移る練習をやるようにしてね

一つ一つをクリアしていかないと、いつまでたってもテンポで弾けるようにならないので、
指使いを確定して、テンポを止めないで次の和音に移れるようにさらいましょう

ななちゃん
プレリュード―こんしゅうはよくがんばってれんしゅうしましたね

先週よりじょうずになっていたよ

2だんめの左手の音を、あらかじめじゅんびしてすぐにひけるようにきをつけてね

ドイツ―2ページ目にすすみましょう

ちがいでおなじ音)なので、ふよみはたいへんじゃないよ

そのかわり、きちんとおんぷをよんで、おなじ音がつづくところはゆびづかいが
かわっているのでちゅういしてなめらかにひけるようにれんしゅうしましょう
