雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

プールの底から撮ったようなNGC3718付近

2014年02月05日 | 天体写真(系外銀河)
27日夜(正確には28日早朝)の最後に撮ったのは、
これも初めての対象で、おおぐま座の北斗七星の柄杓(ひしゃく)の
水をすくう部分付近にあるNGC3718銀河周辺です。

撮影DATA: 2014/ 1/28am 04:10’~ VixenR200SS+canon1.4Xエクステンダー(合成f=1120mm F5.6)バーダーMPCCⅢ
露出 10分×9枚 コンポジット Cooled 60D (気温-4℃ 冷却オフ) ISO 1600 LPS-P2FIL
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7 FlatAide
この日の薄明開始は5時24分、撮影終了が5時42分ですので
最後の1,2枚はやや影響を受けていましたが、
ほぼトリミングなしの画像なのにキリッとしないのは、そのせいではありません。
周囲を雪に囲まれた中での撮影。
当然、気温は氷点下になっているのですが、問題は気温ではなく、
湿度が90%を越えている事。
これが空に目立った雲も無いのに、星を大きくにじませています。

同じ光学系(R200SS+1.4X f=1120mm)で空の良い時に撮った画像と比較してみます。
トリミング画像は2枚とも原寸の75%(縮小)です。

今回撮影した画像。透明度 2.5 (左上はNGC3729、下やや右に見える銀河の群れはHCG56
HCG・・・ヒクソン・コンパクト銀河群

(クリックで全体画像を表示)
2012/08/21 透明度 3.5 10分×12枚、ステファンの五つ子 HCG92(ペガスス座)

同じ光学系・画素数とは思えないほど2枚の画像の違いはあきらかです。
空のいい時に撮りなおせばどんな画が見れるのでしょう。(リベンジするしかない!

お約束になりつつある、おりおんショットです。

この銀河のガイド星図は未作成でしたので、今回追加作成しました。
(以前の原本はパソコンが壊れた時に失ってしまいましたので、新しく作りなおしています。)
NGC3718付近 のガイド星図22時です。
( 画像クリックで拡大したものを保存して、A4×2枚印刷 )

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テレビでは東京に雪が舞っただけで”豪雪”と言っていましたが
こちらでは、今年はとっても”少雪”です。
それでも気が緩んでいたので、立春になってから降られると・・

雲上くもがみ
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コメント (4)
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