雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

モヤの晴れた網状星雲 西・東(新フラット再処理)

2014年02月25日 | 画像処理のはなし
前回の では、
下端のかげりまで消えてくれるという予想外の成果に驚きました。
かげりがなぜ消えたのか(又はなぜ消えなかったのか)、
その理由について一つの推測を持っています。
その推測によれば、昨年9月に撮った網状星雲でも大きな成果が出るはず。

網状星雲(西側) (はくちょう座)
撮影DATA を参照ねがいます。
以前の処理画像 (ノートリミング)
簡易フラット後も画面下端に暗いかげりと、かぶりのようなものも見えます。

新フラット処理による画像 (ノートリミング)
下端のかげりも、モヤのようなものもすっきり無くなっています。
星雲の下側(むかし爆発した星のあった側)はガスのせいか、若干明るい様です。

網状星雲(東側) (はくちょう座)
撮影DATA を参照ねがいます。
以前の処理画像 (ノートリミング)

新フラット処理による画像 (ノートリミング)
ちがいはあきらか、透明感まで感じられるようになりました。

記事の最初に書いた”推測”とは、カメラの向きの事です。
縦・横の構図に合わせてフラットは2種類用意してあるのですが、
カメラが180度回転していた場合は、減光特性も180度ずれてしまいます。
(わたしのR200SSは現在光量のピークが中心から少しずれています。)
今回の網状星雲は周辺減光特性を見たところ、向きは合っていました。

ただし、フラットファイルのちがいが原因かも知れないので、
前に室内から撮ったフラットでも別途検証してみます。

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去年撮ったものなのに、みちがえた姿で見ることができる。
こんなこともあろうかと思って、これまで撮った元画像は残してあります。
もっとも、フラットに関してはゴミなどその時々で変化するものもあります。
いつまでもフラットファイルが使える様、
カメラ内のゴミとりなどはしないようにしよう。

雲上くもがみ
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コメント (4)
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