雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

ペリカンから北アメリカ(3枚モザイク)で見えた新フラットの威力

2014年02月24日 | 画像処理のはなし
今回も再処理画像なのですが、使ったフラット画像は昨夜新しく撮り直したものです。
これまでの2階室内からのフラット撮影では、
どうしても低空で地上光の影響を受けやすいため、
昨夜 雪の落ちてきそうな屋外で天頂付近に向けてフラット撮影をおこないました。
室内から撮ったものとの比較です。
*いずれもフラットマスクなしで、雪雲を撮影
20日夜 2階から撮影したフラット画像 15秒露光 ISO1600

22日夜 屋外で撮影したフラット画像 20秒露光 ISO1600
Gを基準に見れば、屋外で撮影したフラットの方がBの分散が少ないと言えますが
大きな違いはありませんでした。(空の状態もちがってますし・・)

ところが、このフラット(32枚コンポジット・ダークも同様)を使って、
昨年9月に撮った北アメリカ星雲からペリカン星雲(3枚モザイク)
の再処理をおこなったところ、予想外の結果になりました。

以前の処理画像 (ノートリミング)
簡易フラット処理は行っているのですが、全ての画像に
ミラーボックスによると思われる下端のかげりが出ています。
また薄明終了後、早い時間に撮ったペリカン星雲ではゴミの影も目立ち、
完成画像では手補正で目立たないようにしてあります。
画像の撮影データは昨年10/1 を参照ねがいます。
簡易フラット・・・スーパーの買い物袋で作ったフラットマスクで昼間の空を撮影(フラットダークは無し)

それでは、撮りたてのフラットを使って処理した画像です。 (ノートリミング
下端のカゲリが消えている!!
思わず目を疑ってしまいました。
これだけ明るくしてもゴミだけでなく、カゲリも見えません。
ちょっと興奮気味で、冷静に分析できません。
3枚モザイクをつないだ画像です。(モザイク結合にはマイクロソフトのImageConpositeEditerを使用。)
かげりが無くなったのがうれしくて、調子にのって明るくしすぎたかも。
ちなみに以前の処理画像はこちら。
モザイク画像では重複部分をトリミングするため、下端のかげりの影響は少ないのですが、
1枚画像の場合はつらいものがあります。

なぜ、かげりまで無くなったのか現時点では推測すらできません。
たまたま今回の画像の特性が合っていただけなのか?

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今回まぐれだったのかどうかは、
別の画像で試してみるのが一番。
昨夜は縦位置・横位置に加えて、1.4Xのエクステンダーの
フラットも撮ったため、処理対象には困りません。

雲上くもがみ
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