雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

いまさらですが・・コマコレクタ3復活か?(R200SS)

2014年02月09日 | 機材
29日、EM-200赤道儀のコネクタルーズが改善されたか確認したかったため、
じきに曇るであろう事を承知でプレアデス星団のあとばら星雲を撮影しました。
予想どおり、うす雲がだんだん濃くなり5枚で断念しました。
なんとか使えそうな3枚で画像処理してみました。
撮影DATA: 2014/ 1/29 23:11’~ VixenR200SS(f=800mm F4)バーダーMPCCⅢ
露出 10分×3枚 コンポジット Cooled 60D (気温-1℃ 冷却オフ) ISO 1600 LPS-P2FIL
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7
今回はトリミング無しでお見せしているため、下端の大きなカゲリが目だっています。

いつのまにか当たり前になっていた画像下端のカゲリ
R200SSをエクステンダーなしで撮影した時に発生し、
いつもトリミングでごまかしてきました。
いったい、いつからこうなったのか調べてみました。

なんと、去年の2月  から
という事がわかりました。
 の画像です。( くしくも今回と同じばら星雲です。)
撮影DATA(抜粋): 2013/ 3/ 5  VixenR200SS(f=800mm F4)バーダーMPCCⅢ
露出 5分×15枚 コンポジット Cooled 60D (気温3℃ 冷却オフ) ISO 1600 LPS-P2FIL

当時の記事を読み直すと、購入したバーダーMPCC MarkⅢ
ケラレが大きい事は認識していたようです。
購入したのは他の人のブログ記事を見た事によるのですが、
決して鵜呑みにしたわけでは無く、自分で検証も行っています。
もう買ってしまった以上、使うしかない。」 という気持ちも働いて
ケラレが大きい事を軽視したのかも知れません。
もしかすると検証をkissDXで行った可能性があります。
Cooled60Dは購入済だったのですが、
トラブル修理でまともに使えず、kissDXも使っていました。
( 記事に掲載されているカメラもkissDXです。 )
kissDXはミラー跳ね上げ時の緩衝用スポンジを切り取る事により、
下端のカゲリが減少しましたが、
Cooled60Dにはスポンジが無いのになぜかカゲリが大きく出ます。
ミラーが上がった状態で撮った両カメラの状態です。
kissDX(左側)は上部にあったスポンジを切り取ったため、ミラーが目一杯跳ね上がっています。
60D(右側)は、ミラー跳ね上げ部の緩衝の構造から底面に少し膨らみがあります。
( CCD面の影の大きさのちがいに注目 )

新コマコレクタの記事は今でも見に来ていただいていますので、
あわてて注意事項を追記しました。(1年も経ってからですみません。)
(EOSkissタイプではスポンジ切り取りで、ケラレの影響を低減できると思いますが・・)

次回の撮影からは、コレクタレンズ径の大きい
ビクセン純正のコマコレクタ3を再び使う事になるでしょう。
その前に、コマコレクタ3でのフラット画像を撮って比較する予定です。。
ちなみに、バーダーMPCC MarkⅢのフラット画像はこんな様子です。

撮影中のおりおんショット追加しました。
kissDX(SEO-SP2) 20sec×4枚コンポジット

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太平洋側では記録的な積雪だったようですが、
そんな時こそこちらは・・と期待したのですが、
少し晴れ間が出ただけで、いつもの冬の天気にもどりました。
昼間 コマコレクタ3の簡易フラットの撮影のため設営したのですが、
雪が降ってきそうであわてて撤収しました。

それにしても、一年間ズルズルと何をやってたんでしょうね。

雲上くもがみ
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コメント (2)
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