雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

もう何度目(?)のプレアデス

2014年02月07日 | 天体写真(星雲・星団)
中古のEM-200赤道儀を購入して以来、悩まされ続けたガイド信号伝達の
不具合の原因と思える個所の発見と対策を、先月29日に行うことができました。
これでほんとにコネクタルーズが直ったのか自信が持てなかったのですが、
幸いその夜、曇るのは時間の問題という空でしたが実際に検証する事ができました。
 参照

その際に撮ったM45プレアデス星団です。
失礼! これはピント合わせ用のバーティノフマスクを 外すのを忘れて撮った画像です。
(これでもしっかり10分露光です。)

こっちが悪条件の空で、なんとかコンポジットしてできた画像です。
撮影DATA: 2014/ 1/29 20:47’~ VixenR200SS(f=800mm F4)バーダーMPCCⅢ
露出 10分×9枚 コンポジット Cooled 60D (気温-1℃ 冷却オフ) ISO 1600 LPS-P2FIL
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7 FlatAide
オートガイドはルーズが全く発生せず、ほぼ完ぺきだったのですが、
既に薄雲があったのか、明るい星の周囲が大きくモヤってしまいました。

思い起こせば、天体写真を再開してから毎年撮ってきたプレアデス星団(和名すばる)。
過去の画像を探してみたところ、
今回と同様R200SSで撮ったものが何枚か見つかりました。
調べて見るとノータッチガイドの時代のものもあります。

果たして、そのころに比べてガイド精度がどの程度向上したのか比較してみました。
(星の流れた画像は、位置合わせをせずにそのまま”比較明”で重ね合わせたものです。)


■ 2009年 9月21日am [透明度/5]  タカハシ90S赤道儀 ノータッチガイド
2分×12枚 KissDX(SEO-SP2)

■ 2012年10月14日am [透明度/5]  タカハシEM-200赤道儀 PHD Guiding
10分×4枚、5分×8 KissDX(SEO-SP2) (ガイド鏡筒並列)

■ 2013年11月 5日 [透明度2.5/5]  タカハシEM-200赤道儀 PHD Guiding
7.5分×13枚 Cooled60D (親亀子亀方式)
*北極星の見えない玄関前での設営 (撮影中に三脚に足があたったため、ガイドが跳びました)

■ 2014年 1月29日 [透明度/5]  タカハシEM-200赤道儀 PHD Guiding
10分×9枚 Cooled60D (親亀子亀方式+鏡筒補強バンド)
*今回、撮影したものです。

星団の淡いガス星雲の写り具合は、空の状態に大きく左右されています。
今回のガイド精度は露光時間を考慮すると、
ガイド鏡筒並列の2012年より向上している事がわかります。

撮影中のおりおんショットです。

肉眼でも見えるのですが、一応ガイド星図を
( 画像クリックで拡大したものを保存して、A4×2枚印刷 )

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また東京に雪が降るといっていますので
もしかしたらこちらは晴れるかも。
こころの準備だけしておこうっと。

雲上くもがみ
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コメント (2)
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