今朝、仕事に出かけるためにJR総武線に乗った。
電車は、秋葉原に到着。ドアが開く。
突然、一つ隣のドアー付近から、大声。 「てめー ふざけんな。分かっているんだ。ずっとさわっていただろう。降りろよ…」と。
車中が、一瞬、冷え切った。
痴漢をしていた若者は、腕を捕まれて降ろされそうになるが抵抗。
その内に、ドアが閉まる。
「お茶の水で降りろよ」と。
離れていたので様子が分からなかったが、痴漢騒ぎらしかった。
お茶の水駅に着くと、混雑していたホームを、若い男は逃げようとする。
叫んだ若い女性は、男の腕を捕まえる。
数人、若い女性・男性が取り押さえようとする。 「駅員を呼んで」と言うが、駅員は来ない。
その内、電車は発車したので、その後の様子は分からない。
ヤクザな若い女性の大声にもびっくりしたが、痴漢をしたであろうと思われる若い男性は青い顔で一言も発せないでちじまって逃げることしか考えていないようであった。
痴漢は、悪いことに決まっている。
ただ、今回の事件がどのように進行したのか分からないので、事件の事についてのコメントは控える。
ただ、この事件を遠くからもくげきして、「安全」ということについて考えた。
この数年、合理化でラッシュのホームに駅員さんが極端に少なくなった。
その分、ビデオカメラ等による機械的な安全対策は、大変向上しているようだ。
ただし、本当に「安全」を確保するためには、生身の人間の配置が必要ではあるまいか。
いくら優秀な機械を導入しても、機械は「応用問題」を解決してはくれない。
経費削減・合理化の行きすぎの弊害が、各所で顕在化しているように思う。