ある小学校の栄養士さんの《ひと言》
★具体的な事例なので支障がないように、少しぼかして書いてみます。
雰囲気だけ、受け取ってください。
ある日(私が現場にいたころの話。もう時効です)のこと。
一年生の担任の先生が出張に出かけた。
給食の指導に●●栄養士さんが補教に出られた。
職員室に戻られた●●栄養士さんと鈴木との会話。
鈴 木:●●さん、1年生の補教ご苦労様。
● ●:1年生は可愛いですね。皆元気で、このクラスの子ども達はいつも給食をよく 食べてくれるんです。
鈴 木:うれしい話ですね。
● ●:今日も給食を残さないで全部よく食べてくらました。お代わりに並んで入るときに、男の子が並ぶ順番でケンカになってしまったんです。
鈴 木:元気な子ども達ですね。
● ●:そうなんです。1対3人のケンカになったのです。ついに1人の方が手をあげ そうになったんです。
鈴 木:ホー。
● ●:1人のこの方に、「(手をあげたのには)何かわけがあったんでしょ?」という と、その子はスッと静かに元通りになったんです。
鈴 木:気持ちを聞いたんですねー。
● ●:はい
一般にこのような時は関係者を集めて、ケンカの理由をはっきりして指導することが多いように思います。
しかし、今回の●●先生は、ぐだらぐだらケンカの理由を聞くことをせず、気持ちを聞いてそれで終わらせました。
私は、●●先生のような対応の仕方が好きです。
子ども間のトラブルは、説明文的な理屈を並べていく指導より、俳句的な対応が良さそうです。