法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
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主宰者の《日乗》

「一句一偈」を味わう

2011年02月11日 19時44分46秒 | 日乗

◆「真仏弟子」と言うは、「真」の言は偽に対し、仮に対するなり。
 「弟子」とは釈迦・諸仏の弟子なり、金剛心の行人なり。
 この信・行に由って、必ず大涅槃を超証すべきがゆえに、「真仏弟子」と曰う。
                         『教行信証 信巻』 真宗聖典(東本願寺出版)p245

◆また深信する者、仰ぎ願わくは、一切行者等、一心にただ仏語を信じて身命を顧みず、    決定して行に依って、仏の捨てたまうをばすなわち捨て、仏の行ぜしめたまうをば
  すなわ ち行ず。仏の去てしめたまう処をばすなわち去つ。
 これを「仏教に 随順し、仏意に随順す」と名づく。これを「仏願に随順す」と名づく。
 これを「真の仏弟子」と名づく。
                                『教行信証 信巻』 真宗聖典(東本願寺出版)p216

◆仏子(ブッシ)と云うは、仏教に順じて直(ジキ)に仏位に到る為なれば、
  只教に随(シタガイ)て工夫弁道すべきなり。
  その教に順ずる実(ジツ)の行(ギョウ)と云うは、即、今の叢林(ソウリン)の宗(シュウ)とする
 只管打坐 なり。
  是を思ふべし。                           長島亀之助校注『正法眼蔵随聞記』p45

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『正法眼蔵随聞記』を読みます。

2011年02月11日 18時02分03秒 | 日乗

明日(12日)は、2月の『教育とカウンセリングコース』です。
雪が心配ですが、交通機関がストップしなければ予定通り開催します。

おかげさまで【くりのみ会】も丸18年目が終わり、19年目に入ります。

発会の当初から、勉強会の初めに
長島亀之助校訳注
『正法眼蔵入門』
信濃教育出版

をテキストとして、ご参加の皆さんで素読して参りました。

道元への導きをしてくれたのは、先師・五十嵐正美先生であります。
テキストの紹介も同様です。

私が30歳のはじめの頃、長島亀之助先生が五十嵐先生のお宅に宿泊されたことがあり
一夜の勉強会が開催されました。
ちょうど、私は東京医科歯科大学病院に入院中で、後日、五十嵐先生が長島先生の色紙をもってのお見舞いをいただいたことがあります。

昔話はこれくらいにします。

明日からの『教育とカウンセリングコース』は、
長島亀之助校注
道元禅師語録『正法眼蔵随聞記』
信濃教育出版部

を読んでいこうと思います。

テキストは、先師・五十嵐正美先生がお亡くなりになった後、ご子息のYさんから20冊ほどいただいたものを用意します。

先生が、後輩の勉強会のために信濃教育出版部から取り寄せてあったものだそうです。

どなたでも参加できる勉強会です。
お待ちしています。

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