午後、区立図書館に出かけ、新聞各紙を読みました。
東京新聞で、作家・村上春樹さんのインタビュー記事を読みました。
タイトルは、「時代と歴史と物語を語る」
聞き手:カタルーニャ国際賞の受賞スピーチで東日本大震災と福島第一原発事故に触れ、
原発の惨禍を経験した日本人は「核に対する『ノー』を叫び続けるべきだった」と話された。
今、原発の再稼働が論義されていますが。
村上:十五万人もの人が避難を余儀なくされています。
長いあいだ住んでいた土地から突然立ち退かされるというのは、
人間の魂が部分的に殺されるのと同じです。
そういう人が十五万人も生まれてしまったというのは、国家のあり方の根幹にかかわることです。
経済効率の良しあしでは済まされない問題です。それが何ひとつ解決していないのに、
構造的なリスクを抱えたまま原発を再稼働させるというのは、
国家のモラルからしても論外だ。
このインタビューの最後で、村上春樹さんは、
「原子力発電所」でなく「核発電所」「核発」と呼ぶことを提案しています。
今日、自民党の情報通信戦略調査会が、NHKとテレビ朝日の幹部を呼んで、
報道番組について事情を聴いたそうです。
とんでもない“暴挙!”だと思います。
新聞・TV関係者は、怒らなくてはいけません!
毎日新聞【社説】テレビ局 政権党は介入を控えよ
東京新聞【社説】権力と放送法 統治の具と成す不見識
琉球新報【社説】自民テレビ局聴取 民主国家にあるまじき圧力
西日本新聞【社説】自民TV局聴取 政権党が介入することか
ボクが目にした各紙【社説】です。
「キンキン」の愛称で人気のあった愛川欽也さんが十五日午前に死去されたそうです。
最近では、「出没!アド街ック天国」が楽しみでした。
欽也さんは、ずっと「平和」を訴え続けてくれました。
映画「トラック野郎」で共演した菅原文太さんと愛川欽也さん。
本当に、大事にお方が旅立たれて残念です。
東京新聞web版から、愛川欽也さんの「平和」のメッセージを拾いました。
戦後五年たってようやく東京に戻れた。中学の恩師が新憲法を教えてくれたという。
「日本はこれだけの犠牲を払って近隣諸国に迷惑をかけて、平和国家として道を決めたな、と思った」。
だから改憲の動きには怒りを隠さない。
「戦争があれば街は壊れる。東京が世界に冠たる平和な都市、
戦争をしない都市になるには、憲法を変えないこと。
そのために、町じゅうの道を『平和憲法通り』って名前にしたらいいんだ」
「憲法を守って戦争しない街と、そんな人間が残ったら。おれはそれにロマンを感じる」。