法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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里村専精師 「浄土真宗にようこそ」No82

2017年12月03日 23時15分00秒 | 里村専精師の言葉

里村専精師「浄土真宗にようこそ」No82をお届けします。

親鸞が出会った仏道は、如来の大道です。
それは大乗の伝承になる、練り上げられた教学が背景になっています。
出会った親鸞は、それを「教行信証」というかたちで宣説しました。
それは、大乗の新しい教学だと言ってもよいものだと思われます。
七高僧とは、一貫した教学の伝統なのです。
如来の大行による、如来に到る教学の伝統です。
龍樹は、般若空の膨大な学者なのではなくて、一人の念仏者です。
世親も、論師としての菩薩ではなく、一心帰命の人でした。
念仏を実現して、彼らに智慧の仏道は実りました。
そういう事実、そしてそういう真実が歴史している現実を親鸞は語ったのです。
他宗や外道を排除しての教学ではなく、人類に捧げる教学がここにはあります。
曇鸞が菩提流支から承けたもの、それも覚道でした。
如来の大行に帰して、曇鸞の新しい生存が開かれました。
他力という言葉は、中国語を使用する人々に画期的な仏道を語るものでした。
道綽が回心したのは、中国流の学びからの転換でした。
知識の仏教から智慧の仏道へ、とそれは動顛します。
その道綽の「安楽集」に呼ばれて、善導が学びます。
世に玄中寺が輝いた時代があったのです。
源信は、善導大師のお弟子さんの懐憾禅師から深く影響を受けます。
「我亦在彼摂取中」という仏道が、日本に上陸したのです。
如来本願の仏道が、一貫して一つの歴史を形成しています。


《声明カウンセラー・くりのみ》は、以下の学習会を主宰しています。

 ぜひ、お出かけください。

◇カウンセリング研究会【くりのみ】
     *タワーホール船堀
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◇「歎異抄」うたと語り合い in 願海庵    *本郷三丁目「願海庵」

◇(願海庵)やさしい仏教塾 
        *本郷三丁目「願海庵」


日程はコチラから。
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どちらの会場も、『教行信証』『歎異抄』『正法眼蔵』の音読&楽談が充実です。

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