『仏説阿弥陀経』には、
十方の諸仏国の諸仏が、プレゼンしている様子が表現されています。
(漢文)「恆河沙數諸佛、各於其國、出廣長舌相、徧覆三千大千世界、説誠實言」
(現代語訳)ガンジス河の砂の数ほどの数かぎりない諸仏がたがおられ、
それぞれの国でひろく舌相を示して、遍く三千大千世界を覆いて、
誠実の言葉を説いています。
本日のzoom法音道場。
『正像末和讃』をうたった後の【井戸端】。
メンバーのお一人、森◇さんが、毎日新聞(11日朝刊)の『記者の目』を紹介してくれました。
内容は、大阪学芸部の花澤茂人記者による、
「H1法話グランプリ2021」の取材記事。(↑写真)
10月30日、奈良市で、宗派を超えた法話大会が開催された由。
参加者は、8組9名の僧侶の皆さんが出場。
グランプリは、融通念仏宗・大念寺(寝屋川市)の関川和弘(ワコウ)副住職が受賞したそうです。
大会の特別講演の西山厚・帝塚山客員教授は、
「お釈迦様は話すことよりも聴くことを大事にした。
苦しみ悩む人の話を聞き、その人に合った説法をした」と話されたそうです。
森◇さんの体験談。
「昔、中学校の修学旅行で薬師寺に行きました。
その時、髙田好胤貫首の法話を聞きました。
内容は忘れてしまいましたが、
コロナ時代の今、僧侶の法話を聞いてみたいです」。
昨今のデジタル時代。
ネット、SNS、TV、政治家、政党間の発言。
相手を(デイスる)言葉が氾濫にしていますね。
十方諸仏が教える「誠実言(ジョジツノゴン)」を大事にしあいたいものです。