法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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コロナ時代の “いま”

2020年11月25日 22時33分05秒 | 日乗

コロナ時代の “ いま ” 「身心のバランス」 が大事です。

『仏説無量寿経』33願(触光柔軟の願)を紹介します。

(漢文)
設我得仏 十方無量不可思議 諸仏世界衆生之類 
蒙我光明 触其身者 身心柔軟 超過人・天 若不爾者 不取正覚。 

(読み下し)
たとひわれ仏を得たらんに、十方無量不可思議の諸仏世界の衆生の類、
わが光明を蒙りてその身に触れんもの、身心柔軟にして人・天に超過せん。
もししからずは、正覚を取らじ。

(現代語)
わたしが仏になるとき、すべての数限りない仏がたの世界のものたちが、
わたしの光明に照らされて、それを身に受けたなら身も心も和らいで、
そのようすは天人や人々に超えすぐれるでしょう。
そうでなければ、わたしは決してさとりを開きません。 

◆身心柔軟(しんしんにゅなん)
 摂取の光明につつまれた者は、

()) (とん)(じん)痴 の三毒の煩悩が消えて、身も心もやわらぐこと。
 我執がなくなること。 

コロナの時代。
お独りお独りが、「身と心のバランス」を大事にしていただきたいと思います。

『仏説無量寿経』には、
「触光柔軟」(ショッコウニュウナン)
「身心柔軟」
の語が見られます。

“いま” 「自己をならふ」「仏道をならふ」時節です。


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