コロナ時代の “ いま ” 「身心のバランス」 が大事です。
『仏説無量寿経』33願(触光柔軟の願)を紹介します。
(漢文)
設我得仏 十方無量不可思議 諸仏世界衆生之類
蒙我光明 触其身者 身心柔軟 超過人・天 若不爾者 不取正覚。
(読み下し)
たとひわれ仏を得たらんに、十方無量不可思議の諸仏世界の衆生の類、
わが光明を蒙りてその身に触れんもの、身心柔軟にして人・天に超過せん。
もししからずは、正覚を取らじ。
(現代語)
わたしが仏になるとき、すべての数限りない仏がたの世界のものたちが、
わたしの光明に照らされて、それを身に受けたなら身も心も和らいで、
そのようすは天人や人々に超えすぐれるでしょう。
そうでなければ、わたしは決してさとりを開きません。
◆身心柔軟(しんしんにゅなん)
摂取の光明につつまれた者は、
貪・瞋・痴 の三毒の煩悩が消えて、身も心もやわらぐこと。
我執がなくなること。
コロナの時代。
お独りお独りが、「身と心のバランス」を大事にしていただきたいと思います。
『仏説無量寿経』には、
「触光柔軟」(ショッコウニュウナン)
「身心柔軟」
の語が見られます。
“いま” 「自己をならふ」「仏道をならふ」時節です。
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