福井県在住の、カウンセリング・スーパーバイザーの米沢豊穂さん。
真宗の僧籍をおもちで、NPOカウンセリング研究会「あのの」の理事長。
全国各地での講演・執筆活動に取り組まれています。
以前、ボクが開催した、
「カウンセリングワークショップIN東伊豆稲取」にもお越しいただいて
ご指導をお願いしました。
さて、7月24日の米沢さんのBlog「あのの風 ANONO FU」で、
クリスチャンの詩人の八木重吉の詩「秋の瞳」の中に「人を殺さば」と題して、
ぐさり! と
やつて みたし
人を ころさば
こころよからん
親鸞聖人の
「さるべき業縁のもよおせば、いかなるふるまいもすべし」
を引いて、
元首相殺傷事件、近畿財務局の職員さんの命、ロシア・ウクライナ戦争を通して、
業縁について深められています。
米沢さんのブログで、ぜひ、ご一読をお勧めします。
あのの風 ANONO FU
また、拙ブログをご紹介頂きまして痛み入ります。
メッセージ頂きました「歎異抄の前序のみが漢文」の件ですが、私もご同様に「この不審ありつるに」というところです。
歎異抄関連の書籍は何冊か持っていますが、殆どの著者は、そのことには全く触れていません。
ただ、暁烏敏師の「わが歎異抄」上巻の序文講話に、
「第一節から十節までが唯円の筆で、それをひっくるめて我がものとして書かせられたのが如信上人ではないか」とあります。
宗門人暁烏師らしい推理と思います。
私は唯円師が敢えて前序のみ漢文にしたのであれば、それはまた面白い。なんて色々想像したりしております。
また、機会を得まして真聴師と色々とお話し出来ますことを楽しみに致しております。
それでは今宵はこれにて。
暁烏師は序文講話の中で更に、
「竊かに愚案をめぐらして、云々とある序文は、上下ひっくるめて重ねてつけられた序文ではないかと(中略)。いかにも堂々たる書き方であります。(中略)聖人の血脈相承の如信上人か、或いは覚如上人が書かれたものではないかと・・・。」
と言われます。また、
「その時におったことではありませんから、はっきりはいたしません。またそう大した問題でもありません。」
とあります。
しかしながら、この不審につきまして真聴師が指摘されますと、私も気になって仕方ありません。地下鉄の電車ではありませぬが。(w)
史家、研究者の考証を期待したいところです。
それではまた。