今日の朝日新聞『天声人語』は、心底が固まってしまう殺戮の現実を教えてくれた。
大西洋単独飛行に成功したリンドバークは、米国の第二次大戦に反対して世論の袋だたきにあったそうだ。
その反対の理由は、愛する飛行機が空前の大殺戮をもたらす悪夢を予測しての由。
リンドバークの予測は的中。
歴史が証明する。
ドイツ軍のゲルニカ空爆。
日本軍の重慶爆撃。
連合軍のドレスデン爆撃。
米軍の東京大空襲。広島・長崎への原爆投下。
こうした空襲を、軍事評論家の前田哲男さんは、「眼差しを欠いた戦争」と言っているそうだ。
そして現在。
米国の現実を紹介している。
「兵士は家族と食事を済ませて出勤し、基地にある「操縦席」で無人機を遠隔操縦する。アフガンの戦場で敵を攻撃し、ミサイルや爆弾を撃ち込む。勤務が終われば子どものサッカー試合を見に出かける」と。
この先、人類はどのような武器を考え、どのような戦争を展開するのであろうか!
世界は末世。
21世紀、人類にとって本当の智慧が試されている時代に突入している予感がする。
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