今年度の、図書ボランティアの活動が、先週から始まりました。
毎週金曜の、朝の読書タイムに、「ひらきよみ」=読み聞かせ をするために
順番に各学年をまわります。
今年は、新メンバーがたくさん入ったので、活気ある活動ができそうです。
5月9日に、私は、1年1組で、2冊絵本を読みました。
見学の方もいたので、久しぶりに緊張し、その感じがとても新鮮でした。
読んだのは、『そらいろのたね』と『なにをかこうかな』
そらいろのたねは、春になると必ず読みたくなる絵本です。
たんぽぽ、チューリップ、たね、たねまき、みずやり、おひさま‥
春のキーワードが満載です。
ゆうじくんの飛行機と、自分のたねを取り替えて欲しいと言い出したのは、
きつねの方なのに、たねから家が生えて、その家がぐんぐん大きくなっているのを
見たら、そっちの方が今度は欲しくなって、臆面もなく
「ぼくのいえだから、みんなでていってよー」と言えるなんて、
きつねくんは、思ったことを思ったまま口に出せる、貴重な子供時代の
象徴のような存在です。
100人のこども、100匹の動物、100羽の鳥たちも、きつねくんの
わがままぶりに文句も言わず従ったのは、暗黙のうちに、こども界のルールが
働いたせいかな、とも思ったりして‥。
終わり方があっけないところが、おもしろいお話です。
なにをかこうかな、は、今回初めて読んだ絵本です。
うさぎのビリーが描いていた絵に、後からやってきた動物たちが
次々に、自分の特徴を描き込んでしまう、というおはなし。
へんてこな動物の絵に、1年生はもっと笑うかなあと思っていましたが、
緊張していたのか、口元が、ゆるんでいるだけで、
声に出して笑う子はいませんでした。
クラスでの、ひらきよみは、先生が後ろに居るため、
みんな緊張ぎみです。15分間だし、学校の教室だし、リラックスはムリかも
しれないけど、もうすこし肩の力が抜けてもいいかなあと、時々思います。