4月21日のブログに、始まるのがとても楽しみと書いた映画『ザ・ウォーカー』を
日曜日に観てきました。
原題は The Book of Eli
このタイトルに、映画のエッセンスが詰まっているので、ザ・ウォーカーという邦題は
ちょっとがっかりというか‥観る側の視点が違ってきちゃうかなと思いました。
予告編を観ていたときには、核戦争後の世界に、本というものがたった1冊しか
残っていなくて、それをイーライ(デンゼル・ワシントン)という男が、何か理由があって、
ただひたすら西を目指して運んでいるのだと、思っていました。
映画を観てわかったことは、核戦争から30年たった世の中に、本は残っているのだけれど
イーライが持っている「その本」はたった1冊だけだということと、戦争後に生まれた
若い人たちは、文字がまったく読めないということでした。
高度化した文明の、ほんの少し先にある未来‥
ボタンが、ある日、押されてしまったその先の世の中‥
力がすべてで、女子供は無力ゆえに虐げられ、その日を生き延びるためには
何でもする社会‥退廃の極みでした。
そんな中、イーライは何を思って、ひたすら西へ歩き続けるのかー
理由はちゃんとあり、最後には目的地にちゃんと辿り着き、ああそういうこと
だったのかとわかります。
‥‥わかりますが、
えー?!と思うところも少なからずあって‥でも、私は主役のデンゼル・ワシントンが
好きなので、それで、えー?!と思った大半は、まあいいかということになってます・笑。
(もっとやわな感じの人が主役だったりしたら、それはないでしょと言いたい箇所も
彼ならば、そういうこともあるかもね、と思えるし‥)
「その本」を血眼で探し続け、イーライが持っていることを知ると、何が何でも
奪おうする、ある町の独裁者、カーネギー(ゲイリー・オールドマン)。
彼の情婦は、目が見えず、彼の圧倒的な力の前にただひれ伏すだけ‥
そんなところからも、私は、ル=グウィンの書いた、『ギ フト』『ヴォ イス』『パ ワー』の
世界を思い出すのでした。
日本の映画からの影響も受けたというこの作品。町の技術屋の役で
トム・ウエイツも出ていました。
日曜日に観てきました。
原題は The Book of Eli
このタイトルに、映画のエッセンスが詰まっているので、ザ・ウォーカーという邦題は
ちょっとがっかりというか‥観る側の視点が違ってきちゃうかなと思いました。
予告編を観ていたときには、核戦争後の世界に、本というものがたった1冊しか
残っていなくて、それをイーライ(デンゼル・ワシントン)という男が、何か理由があって、
ただひたすら西を目指して運んでいるのだと、思っていました。
映画を観てわかったことは、核戦争から30年たった世の中に、本は残っているのだけれど
イーライが持っている「その本」はたった1冊だけだということと、戦争後に生まれた
若い人たちは、文字がまったく読めないということでした。
高度化した文明の、ほんの少し先にある未来‥
ボタンが、ある日、押されてしまったその先の世の中‥
力がすべてで、女子供は無力ゆえに虐げられ、その日を生き延びるためには
何でもする社会‥退廃の極みでした。
そんな中、イーライは何を思って、ひたすら西へ歩き続けるのかー
理由はちゃんとあり、最後には目的地にちゃんと辿り着き、ああそういうこと
だったのかとわかります。
‥‥わかりますが、
えー?!と思うところも少なからずあって‥でも、私は主役のデンゼル・ワシントンが
好きなので、それで、えー?!と思った大半は、まあいいかということになってます・笑。
(もっとやわな感じの人が主役だったりしたら、それはないでしょと言いたい箇所も
彼ならば、そういうこともあるかもね、と思えるし‥)
「その本」を血眼で探し続け、イーライが持っていることを知ると、何が何でも
奪おうする、ある町の独裁者、カーネギー(ゲイリー・オールドマン)。
彼の情婦は、目が見えず、彼の圧倒的な力の前にただひれ伏すだけ‥
そんなところからも、私は、ル=グウィンの書いた、『ギ フト』『ヴォ イス』『パ ワー』の
世界を思い出すのでした。
日本の映画からの影響も受けたというこの作品。町の技術屋の役で
トム・ウエイツも出ていました。