14日金曜日は、2学期最初の「読み聞かせ」当番でした。
6年生のクラス、届ける絵本は『おおきくなりすぎたくま』。
13分くらいの長い本なので、1冊でもよいかなーと思いましたが、
最初にこちらの絵本を読みました。
色がとってもきれいで、結局バスには乗らなかったのに
「バスにのって」というタイトルも大好きな絵本♡
短いけれど、独特なリズムというか雰囲気をわかり合えるのは
高学年かなーと思っています。
そしてメインの絵本へ。
(存在は知っていましたが、私自身にとってもお初の絵本。)
分厚くて持っている腕は若干疲れますが(笑)、場面ごとの区切りが
短くて、文章も読みやすい場所に配置されています。
物語の舞台は開拓時代すこし後のアメリカ西部でしょうか‥。
ジョニー君はまだ子供なのに、銃を持っていますものね。
今回はそういう背景はいっさい話さないで読み進めましたが、物語が
しっかりしているので、時代背景や環境が違っていても、6年生も
違和感なく受け入れてくれたように思いました。
大きな熊を一発で仕留めて、毛皮を納屋に貼りつけたいと思っていた
ジョニー君が森で出会ったのは、食いしん坊の子ぐま。
家の台所だけでは飽き足らず、近所の畑や納屋まで食い尽くしてしまったので、
とうとう森へ返すことに。
でも、いくら遠くまで行っても、くまはジョニー君の家に舞い戻ってきて
しまうのです。
最後の決断を迫られたジョニー君は「ぼくがやる」と、北へ向かって
くまと一緒に歩きだします‥。
試し読みの段階で、すごーくドキドキしました。
ジョニー君の心中を察するに余りあり‥。
教室でも、声には出さぬとも、6年生たちが成り行きをしっかり
見守っているのがよく伝わってきました。
空気がぴりっとして‥そして最後の急展開で、ふわっとゆるみました。
良い絵本だったねと、その日のお当番さんたち言い合いました。