音楽の喜び フルートとともに

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カミュとイベール

2008-12-23 22:59:26 | 名曲

午前中、Sさんとピアノ合わせの練習、年明けすぐのコンサートに間に合わせないといけません。
午後は実家で、練習。シーズーのメイは、姪に家を作ってもらっていました。室内犬なので、ダンボールに布をはってつくりました。騒がしい子ども達から逃れられて、ほっとするようです。

Sさんとは、カミュの「シャンソンとバディヌリ」をします。
はじめのピアノのアルペジオは霧の中を歩くようです。しっとりしたメロディですが、フランスものなので、メロウになりすぎず、ドライに。転調のたびに、霧の中から浮かび上がってくる感じで、19小節目からの転調の予感の後、21小節目の頭の和音が霧の中に差し込む一瞬の光りのようです。長い上昇形のスケールの度に明度が増し、hiF#の伸びやかなロングトーン。そして、明るさを増した1STテーマの繰り返し。そしてもう一度pで。また霧の中に消えていく感じ。

バディヌリはきらきらと水面を動く光のようです。こちらはまだもう一つ。また次回練習します。

Sさんと、イベールの楽譜を見ていて、旋律が、中声部にあるところは、ピアノ譜だけを見ていては、わかりにくいことに気がつきました。私はオーケストラを聴いているので、金管が吹き鳴らしている、中音域の旋律がわかりますが、ピアノ譜では、低音のベースと、高音域の16分音符に隠れて、とてもわかりにくい。
なるほど、ここを鳴らしてもらえるように次はおねがいしなくっちゃ。
おもしろいなぁ。一人でやっている時はこういうことには気づけないのに。感謝です