今日は、Tさんに伴奏合わせをしてもらいました。ドイツから、昨日帰ったばかり、風邪を引いて声も出ない状況なのに、さすが軽々とイベールのコンチェルトを合わせてくれました。
うまい人に伴奏してもらうと、自分までうまくなったような気がします。
フランス風の軽さと、ジャズの影響を受けてわざと、美しさだけでなく、ギャンギャンと濁音のような響きとリズムが、ドイツ正統派クラッシックの奏法とは少し違って、違和感があるみたいです。
しかし、もうちょっと私も明確に、クリアーに音を出したいです。今年の私の念頭の抱負はタンギングの種類を増やすことだったのですが、最後に一番苦手かもしれない、このイベールのタンギングに挑戦して仕上がりのはずが…なかなか苦手は克服できません。
おなかを全部うごかしてみたり、舌を動かしたり、やめたり、逆にレガートで吹いたり、PPPPで吹いたり。眉間にフォーカスしたり、わざと左に体を曲げて吹いたり。片足上げて吹いたり、ピンポン球が転がる様子をイメージしたり、あらゆる事を試しています。
4分50秒あまりの演奏に、こんなに、苦悩するとは…でも、これが快感でもあったりする私って
Tさんのピアノにふさわしい演奏しなくっちゃよろしく