「朝、起きたらね。カービーの攻略本とね、ゲームが置いてあったよ。サンタさんが来てくれたんだよ。」
「でも、どうして僕の欲しいものがわかったんだろう?」
「お手紙書いた?」
「お手紙は書いていないけど、ああ、そういえばね、昨日の夜寝る前に、カービーの攻略本とゲームが欲しいなぁって言ったんだ。だから、わかったんだよ。」
「そうかぁ、だからわかったんだ。」
「サンタさんってすごいなぁ。」
「そうだねぇ。」
「先生は、プレゼントもらった?」
「先生は、もらわなかったよ。大人だからね。」
「僕はもらったよ。」
プレゼントの話をしてくれる子どもばかりではありません。クリスマスに胸が痛むような家庭の話を笑いながら聞かせてくれた子どももいます。
不幸は経済や、社会的階層、家族構成とは、全く関係がありません。
孤立して、傷ついた子どものような振る舞いを子どもの前でする大人はたくさんいます。かく言う私も、時によっては。愛しているから子どもはすべて受け止めて赦しています。
もういい加減にしよう。早く大人になろう。大人こそ、赦しあいましょう。すべての争いや戦いをやめましょう。クリスマスの精神はそのためにあると思います。