音楽の喜び フルートとともに

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体とフルートの関係

2009-12-21 21:21:39 | 音楽

インフルエンザ以来、舌が熱で焼けて、味覚がにぶくなっています。肺と喉も、なんだかまだ機能が回復していないような気がします。子ども達はすぐに回復しているのに、ウィルスの影響はなくなっても、炎症の後は、年とともに回復が遅いような…。といって、じっとはしていられないのですが、フルートはふけていても、ロングトーンも短いような気がします。

ソノリテを練習していると、よくわかります。右手の薬指とか、弱いところが回らなかったり。

体のワークでそのことを話すと、腹ばいになって、片手を床に着き頭を起こし、足もゆっくり床を膝ですりながら頭の方に動か市、その足を手の下から覗くようにする。覗いたら、元の足を伸ばしながら、別の手と足を同じように動かす。トカゲか、赤ちゃんのはいはい。匍匐前進のようなポーズを教えてもらいました。

カチカチの上半身が股関節を意識すると、柔らかくなっていくのがわかります。この動きの後、フルートを吹くと、息が楽に伸びます。また、すぐに戻ってしまいますが、段々戻るのが遅くなっているのがわかります。

管を抜くと、音程が低くなるので、歌口を外に向けて吹くことになります。そうすると、管体が外に向く分、左手の指とキーの位置が近づいて人差し指付け根の支持が安定します。同時に、右手の親指に掛かっていた負担も軽減して右手の指も動かしやすくなります。

その加減はもう脳は知っていたのかもしれません。ワークで体が緩んで、癖が取れた状態で、管を持つと、その最適な加減を脳が見つけ出して勝手に良い位置を見つけ出してきた。そんな感じです。

逆に言うと、無理矢理こうあるべきだと言う位置で、無理をして管を持っていたのだということだと思います。そのあるべき位置のイメージがきつくて、せっかく見つけた位置でも、あわてたり、難しいフレーズにくると、すぐにそちらが戻ってきます。それでも、少しずつ新しい位置で吹ける状態が続いてきていますが、まだ訓練が必要です。まあ、ゆっくり時間をかけて直しましょう。