今日のKさんのレッスンはドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」
先月まで同じ楽譜をG-durで、やっていましたが、今回から、Ges-durの楽譜です。
#一つから、♭6つ。
ドビュッシーはGes-durで書いていますが、最低音がhのフルートという楽器の制約では旋律の一部をピアノに譲らないといけなくなくなるので、一般的にG-derに編曲して演奏されることが多いです。
演奏したKさんの感想は「難しい!でも、こっちのがいいですね。」
半音の違いで、幻想的な感じがします。しかし、スケールがしっかり入っていないと、演奏は大変。あまり使わない低音の動きもあります。
モイーズの分散和音とスケールの練習の1ページ目、第一課題をゆっくり2音ずつ、間に音が入っていないか確かめながら上がったり下げたりしながら、全ての調で演奏すると、低音の指使いがスムーズに出来るようになります。このような右手小指の動きを練習すると、楽器をうまく持てるようになります。
午後はピアノのSさんと音楽であそぼう!の打ち合せとアンサンブル。
12月の曲は、ラフマニノフのヴォカリーズで行くことにしました。
演奏したこと無いので、練習。ピアノの左手の刻みが冬の雪がしんしんと降っているような感じがします。
「簡単そうに見えるけど、えーっここでこんな和音?と言うような音が書いてあって、音を出してみるまで、思い描けない。意外だけれど,合わせてみるとこれでいいんだって感じやわ。」
なるほど、やっぱりラフマニノフ。ただものではありません。
フルートは女性ボーカルが歌うパートを演奏します。歌には歌詞が無くこれが、当時としては画期的でした。のびやかに、ロングトーンを響かせることが大切です。
また、ピアノは何度も出てくる16分音符二つ。これを、どう演奏するかで、曲の出来が左右されます。
簡単だけれど、どこに曲の山をもってくるか?後半フォルテだらけ。どうするんだ、このフォルテ!
何度か弾き込んで、段々ラフマニノフが描いたストーリーが見えてきました。次合わすのは本番。どうなることやら、楽しみです。