今日は、年内最終レッスンとやっぱり大そうじ。というか、やっとです。もうこの辺のゴミの回収は昨日終わってしまったのですが、仕方ないです。毎年のように、我が家ではゴミをためたまま新しい年を迎えています。
年内最終レッスンは今年、入門されたYさん。一年でアルテ1巻の最終課ガリボルディまで来ました。
曲はグノーの「アヴェマリア」と「アニーローリー」
アヴェマリアは、一番初めのAの音を出す前に、ピアノ伴奏を思い浮かべましょう。フルートは全音符一つですが、ピアノは16分音符のアルペジオが続きます。フルート1つの音符に、16個も音符が入っているので、早くなったり遅くなったりしたらピアノは大変。ですから、アルペジオの美しい波に乗るような気持ちで、ゆったりと吹き出します。
宗教曲と思うと、静謐で穏やかと言うイメージがありますが、グノーのこの曲はもっと、ロマンティックで世俗的。情熱的な感じです。マリアと言う女性を思い慕う恋の歌とも言えそうなくらいです。
展開部は、これでもか、これでもかとマリアの名を呼びながら盛り上げ、歌い上げます。
しっかりとお腹で支えて、高音部がぶら下がらないように、演奏します。
Yさんは自力整体の講師をされているせいか、お腹の支えはばっちり。一曲を歌い上げて、この一年の成長を強く感じさせる演奏を聞かせてくれました。
フルートと言う楽器を通して、いろいろな課題に挑戦し突破していく。行き詰ったり、進んだり、後退したように思えたり。生徒さんたちのお手伝いをしながら、自分も進んだり後ずさったり。
おかげさまで、怠け者の私も、自己修養を欠かすわけにはいきません。これからも一緒に成長していけたらと願っています。
今年も、来てくださった生徒さんたちに感謝。