音楽の喜び フルートとともに

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レガートの演奏

2015-07-08 22:17:57 | フルートレッスン

花蔓草(ハナヅルソウ)、アブデニア ベビーサンローズ。多肉植物、南アフリカ原産です。
マツバボタンを小さくしたような可愛い花が咲くせいか、すっかり日本の花のように見えます。


レガートの演奏法
「カルメンの間奏曲」ずっと、長いスラーが続いています。
高音のBの音も含んだスラー。
レガートで?できっこない!・・・ところが、そう難しくもありません。
高音は、はじめのうちあまり出てこないので指を覚えていなだけで心配なだけで、ここの運指は覚えてしまうと結構スムーズにでます。

そこよりも、むしろなんということもない出だし中音のFとA♭、E♭とB、次の3連符のC G C。
FとA♭左の小指で扱うアイスレバーを押さえると同時に右の人差し指をはなさないといけません。
E♭とBは4つのキーを同時にはなす、これが大変。最後のCGCは、左の薬指と中指を短い時間で上げ下げ。わおっ!大変。

よく聴いて、ゆっくりと動かしてみて、音が変わる時に小さな音のバラバラっという音も聞き逃してはいけません。音が入っていたら、反復練習をする前に、ちゃんと持てているかを調べなくてはいけません。
左手は、中指、薬指、小指の関節が曲がるように持つこと。特にアイスレバーの上の小指に注意!

右手も、キーの上に指が丸くなって乗っているか?親指の位置は人差し指の裏側。少し左より。右手の小指が丸く乗るように。

レガートで演奏する時には、運指を注意することと、もう一つは、息。
タンギングを使ってはいけないですが、タンギングをしてなくても、息が不安定だと、切れて聞こえてしまいます。
特に跳躍するときには、要注意です。
さっき、書いたFとA♭などは全て跳躍しています。

跳躍している場合、息の方向を変えて音をかえますが、その時にうっかり息を入れすぎたりすると、タンギングを使っていなくてもレガートには聞こえません。

指をできるだけ静かに変えると同時に、息は安定して吹き込んだまま、息の方向を変えるとレガートに吹くことができるのです。

このレガートの質を上げると、演奏がグッと美しくなります。
ゆっくりと、時間をかけて隣同士の音の連携を聴きながら練習してみてください。
きっと、美しい演奏ができるようになりますよ。