音楽の喜び フルートとともに

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ドボルザークのソナチネ練習日

2015-07-29 22:26:08 | 名曲

庭に蜘蛛の巣を発見。

雨後のせいか、巣の主は見当たりません。


きれいなので、何枚も撮ってしまいました。でも、ピントが合いにくくて、使えたのは3枚だけ。


今日、午前中はTさん宅で8月6日(木)2時からのデュオコンサートの合わせです。

ドボルザークのソナチネ。
ドボルザークがアメリカで作った曲。
6人の子どもたちを養うため、チェコで働くより25倍の給料のためにアメリカに渡ったドボルザーク。
ヴァイオリンを習う9歳の息子と、14歳の娘のために書きました。
アメリカや新世界を書いたのは、この頃。
新しい国、アメリカに希望と期待を抱いてかいたのかな?

一生懸命働いて、けれど、故郷が恋しくて、チェコに帰りたくて、帰りたくて。
アメリカだって、ソナチネだって、新世界もアメリカを描いているようで、チェコの民族音楽のようなリズムと、メロディー。

それから、大好きな鉄道。元祖 鉄オタ ドボルザーク。

同じ音で、打鍵するのは、車輪と機関車が触れる音、それから、出発の汽笛。
アルペジオかと思ったら、坂道を登っていく車輪の音。
ガタガタゴト ガタガタゴト

ゆっくりから、だんだんとスピードがついて行く様子。

結局、ドボルザークは、ホームシックに耐えられず誰が引き止めても聞く耳を持たず、契約半ばの3年で故郷に帰ってしまいました。

故郷を離れたことで、より故郷のことが見え、自分の中の故郷への想いが深まる。そんなことありますよね。

その想いを音楽に込めたドボルザークのソナチネ。
大切に演奏したいと思います。