Tさんのヘルマンハープ
アルトフルートと1曲だけ合わせます。
7月11日のコンサート、そして、8月6日のコンサートで演奏しようと思っています。
もう一曲、ヨアヒム・アンデルセンがモーツアルトの歌劇「魔笛」をフルートとピアノのために編曲した曲に使います。
アンデルセンは、1847年コペンハーゲン生れ、1909年死去。フルートの名手で優れた教師でもありました。
13歳の時には既にオーケストラで演奏していました。
海外で演奏することが夢だったようで、31歳でサンクトペテルブルグ・オーケストラに移り、そのあとドイツへ移り、
35歳の時に、室内管弦楽団のメンバーとして結成したバンドは、ベルリンフィルハーモニーとなり、その夏には、指揮者として演奏も行っていました。
46歳でその職を辞任し、コペンハーゲンに戻り、オーケストラのための学校を設立したりして、1905年にはデンマーク王より爵位の称号を得ています。
作品としては、フルートのためのものが多く、最も成功したのは、フルートのためのエチュードで、現在でも世界中で使われています。
「魔笛」は、1895年作曲。Opera transcriptions と書かれてあり、オペラ編曲集の中の一曲です。
オペラの中の名曲を数曲つないでフルートとピアノのために編曲されています。
編曲としたのは、変奏がなく、原曲にほとんど忠実に作曲されているためです。
この曲集には、他にフィガロの結婚、ドン・ジョバンニ、ベッリーニのノルマ、ランメルモールのルチア、ウェーバーの魔弾の射手などが、収められていて、どれも原曲を出来るだけ忠実に移しています。