音楽の喜び フルートとともに

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ロマン派ライヒャ

2021-07-09 22:41:36 | 音楽
シバフタケ、たぶん。

ツリガネタケ

ヒイロタケ。
雨が長いと野菜が高くなって困ります。
キノコは安くなって良いのだけれど…。
画像は今年出会ったキノコたち。食べられるものもあるみたいですが、書いている名前が当たっているのか自信ありませんので、皆さんは参考にしないように。

今日はライヒャAntonin Reicha (1770-1836)のフルート四重奏op98 Gmoll Band 2-Ⅰを吹いてみました。


そう難しくはないですが、この曲想はロマン派のものです。
同じ年のベートーベンの影響も感じられます。

宗教、文化弾圧下の暗黒時代のプラハに生まれ、9歳でフランス革命。
15歳で所属したケルン歌劇場管弦楽団は4年でフランス革命軍に解体。

ハンブルクでハイドンに学び、1808年、38歳でパリに移住し、パリ音楽院の作曲科の教授になりました。

ここは1792年、革命政府によって王立音楽学院を解体、再編された国民音楽教育機関です。

彼が赴任した頃は、ローマ賞が設立され、パリ音楽院管弦楽団が創設されるなど、次々と新しい試みが取り入れられ、現代のコンセルヴァトワールへと引き継がれていく創成期でした。

この曲が出版された1820年。
師匠のハイドンはとうに亡く(1809年没ウィーン)
音楽家で成功するには王室か教会に雇われるしかなかった
時代とは大きく動いていました。
国民のための音楽と言っても、共和制になったり、王政に戻ったり激動の時代が続きます。

音楽も激情型。
激しく、人を高揚させる力に満ちています。