7月19日、最後の合わせ練習。
そこで、劇場などの委嘱を受けずに自分の選んだ好きなテーマで時間をかけて作曲するということが可能になります。
40人位。今日は集まっています。
今日はピッコロもいました。
今日はコントラバスフルート2本。
低音が厚くなっていい感じ
低音が厚くなっていい感じ
今日はピッコロもいました。
吉岡アカリ先生や、伊藤公一先生の姿も。
指揮は江戸さん。
指揮があるとわかりやすくなりました。
他にもフルートカルテットなど、盛りだくさん!
みんなで力を合わせて、お仕事、お仕事!
というわけで、ジュゼッペ ヴェルディ(1813-1901年)フランス帝国タロ地区レ ロンコーレ生まれ、イタリア王国ミラノ没
の歌劇「イル・トロヴァトーレ」
1851年母が亡くなり、年に一作以上オペラを書いてきたヴェルディの筆が止まります。
ジュゼッピーナとの同棲生活に対する冷たい目から逃れるように農園を購入し、移住して経営に乗り出します。
そこで、劇場などの委嘱を受けずに自分の選んだ好きなテーマで時間をかけて作曲するということが可能になります。
そこで作曲されたのが歌劇「イル・トロヴァトーレ」
スペインの劇作家グティエレスの「エル トロヴァトーレ」をカンマラーノ(ドニゼッティのランメルモールのルチアの台本作家)が台本にするということで始まります。
しかし、1852年7月第三幕の途中で、カンマラーノは急死してしまいます。
代わりに若い詩人バルドーレと契約。
カンマラーノの草稿に沿う形で仕上げられました。
トロヴァトーレとは、吟遊詩人のことです。ここでは、ジプシーのことです。
歌劇「イル・トロヴァトーレ」
ルーナ伯爵に魔女として火あぶりにされたジプシーの女の娘アズチェーナが、伯爵の息子を誘拐し、炎に投げ込みます。しかし、誤って投げ込んだのは自分の子どもでした。
アズチェーナは残った伯爵の子ども、マンリーコを育てあげます。
大人になったマンリーコは吟遊詩人として窓辺で歌い、レオノーラと愛しあっています。
一方ルーナ伯爵は息子で、マンリーコの兄が継いでいます。
彼はずっと生きているかもしれない弟を探し続けていて、しかもレオノーラに恋しています。
伯爵はレオノーラにマンリーコが死んだと嘘をつき、彼女が修道院に行く途中に誘拐しようとしますが、途中で気づいたマンリーコがさらっていきます。
腹を立てた伯爵は捜索しアズチェーナを見つけて捕らえます。
お互いが母を殺した、弟をさらった相手と気づきます。
マンリーコとレオノーラは結婚しようという時に、アズチェーナが捕らえられたという知らせが入ります。
マンリーコはアズチェーナを助けに行きますが、捕らえられます。
レオノーラは自分の身体を伯爵に差し出し、マンリーコの助命をします。
願いは届けられ、レオノーラは毒を飲み牢へ行きます。
マンリーコはレオノーラをなじりますが、彼女は毒がまわりそこで死んでしまい。なじったことを後悔します。
騙されたと伯爵はマンリーコを処刑します。
そこでアズチェーナが「彼はお前の弟だ!復讐はなった!」と、叫び、立ち尽くす伯爵。
で幕となります。
どろどろの復讐劇で、大成功しました。
ジプシーたちが山の中で鍛冶の仕事をしながら歌うシーンがあります。
ここで出てくる楽器が、ハンマー(金槌)。
正確に言うとハンマーと金床。
金床が無いと音が出ません。
正式な楽器として売られています。
この音が入ることで、貧しいけれど、たくましく誇り高く生きるジプシーの生活が生き生きと描写されます。
40人集まったとは、最後の追い込みですね。がんばってください。