シンフォニーホールで、江陵市(カンヌン市)交響楽団の日本公演に行ってきました。
シンフォニーホール
シンフォニーホールのオルガン
1992年創立のオーケストラ。
年間60回の公演をこなし、2018年冬期オリンピック記念コンサートを開きベートーヴェン交響曲全曲演奏なども行っているそうです。
指揮者のチョン・ミンは、ウィーン室内管弦楽団やミラノスカラ座、マリンスキー歌劇場管弦楽団東京フィルなどなど多くの指揮をしてきました。
チョ・ジェヒョクはジュリアードでピアノを学び、マンハッタン音楽院でオルガンを学び、ニューヨークやニュージャージーのいくつかの教会で23年間オルガニスト、音楽監督を務めました。
若い女性が多いオーケストラでした。
ヴァイオリンは8割が女性。
ヴェルディの「運命の力」
サン・サーンスの「ピアノ協奏曲」第2番ト短調op22
サン・サーンスの「交響曲」第3番ハ短調op.78オルガン付き
のような、重量級の曲をたおやかに、勢いよく演奏。
運命の力はさすが多くの歌劇場でオベラを指揮してきたチョン・ミンの本領発揮。オーボエやフルートの木管楽器のアンサンブルも素敵でした。
チョ・ジェヒョクのピアノも、勢いがありながら繊細。
「ピアノ協奏曲」は
サン・サーンス自身がピアノを弾いて初演しましたが、難しすぎて練習不足。作曲に着手して3週間で本番なので仕方ないかも。
当初は不評でしたが、後にリストが評価し最も人気の作品になっています。
ピアノアンコールはサン・サーンスの白鳥を、自己アレンジで美しく、静かに初められ、やがて情熱的に演奏されました。
コンサートで1番心に残ったのはこの曲でした。
シンフォニーホール
シンフォニーホールのオルガン
サン・サーンス(1835-1921年)1886年51歳「交響曲第3番」 オルガン付きは、ロンドン フィル ハーモニック協会の委嘱で作曲しています。
こちらはサン・サーンスの指揮によりロンドンで初演されました。
フランツ リストに献呈されましたが、リストは初演後2ヶ月後に亡くなっています。
1857-1877年の間、マドレーヌ教会
のオルガニストを務めていたサン・サーンスの円熟期の作品。
のオルガニストを務めていたサン・サーンスの円熟期の作品。
超低音の世界を体験できます。
高い音は機材を通しても聴こえますが、この低音は録音では聴けません。
この曲のパイプオルガンの低音は音程や楽音というより、空気の震え、振動として感じられます。
その振動に包まれてオーケストラのメロディが流れる。
パイプオルガンのこんな使い方は他ではきけません。
後半は壮麗なオルガンとオーケストラの饗宴という感じ。
この曲だけでも盛り沢山過ぎて、まだ消化しきれない感じです。
アンコールは歌劇「カルメン」の序曲。若い力に参りました。
低音について紹介した時の記事。
オルガンの低音パイプだけの動画紹介しました。
こちらこそ、応援ありがとうございます。
とっても励みになります。
頑張りますね!
しかしそのうちオルガンの振動が心地好くなっている自分がいました。
ぜひいつか生で感じてみて下さいね。
いつも素敵な写真と好みの演奏楽しませて
頂きありがとうございます。
ご活躍応援してます。
私の方にコメントをありがとうございました。
ピアノの鍵盤の更に1オクターブも低い音がオルガンにはあるということは
人間の耳で判別できるということですね
波形が動くたびに、鳴っているのかな?
これオルガンの音かな?と思いながら
耳の良い人ならわかるのだろうかと
面白く聴かせて頂きました💦
サンサーンスが、この曲で
人間の耳で判別できるか否かの音域を
何故使ったのかが興味深いです。