おススメ度 ☆☆☆
カンフー映画好き ☆☆☆☆☆
捜査官Xというから、てっきり現代の警察ものかと思ったが、なんと1911年の雲南省が舞台。
したがって、田舎も田舎、そんな田舎がていねいに描いてあり風景も美しい。
映画自体は、探偵ものとアクション映画のみっくすっされたものだが、その舞台設計が実に緻密。
アクションにしても、周到に用意されたシーンが次から次へと展開する。
そして、二人の主人公には、それぞれ、昔負った人生の重みがあった。
後半は、カンフー映画に徹しただけに、かなり強引な設定ではあるが、うがちようによっては、現代中国への皮肉ともとれる辺境の怨念とか、親子であっても、殺戮を重ねた復讐の集団との決別とか、法で裁いていいものか、それよりもっと人間としてすべきことがあるのではないかとか、さまざまな見様がある。
捜査官の推理は、現代の科学捜査でなく、地道な金田一耕介ばりの捜査があり、捜査官の肉体に関する鋭い洞察と、そのCGを使っためまぐるしい解説で、荒っぽい格闘とは裏腹の知的考察もある。
カンフー映画としても、勘所に大御所をそろえ、息もつかせない。
見どころ満載の映画だ。
葉剣(イップマン)のドニーイエンと金城武の演技には感服する。
カンフー映画好き ☆☆☆☆☆
捜査官Xというから、てっきり現代の警察ものかと思ったが、なんと1911年の雲南省が舞台。
したがって、田舎も田舎、そんな田舎がていねいに描いてあり風景も美しい。
映画自体は、探偵ものとアクション映画のみっくすっされたものだが、その舞台設計が実に緻密。
アクションにしても、周到に用意されたシーンが次から次へと展開する。
そして、二人の主人公には、それぞれ、昔負った人生の重みがあった。
後半は、カンフー映画に徹しただけに、かなり強引な設定ではあるが、うがちようによっては、現代中国への皮肉ともとれる辺境の怨念とか、親子であっても、殺戮を重ねた復讐の集団との決別とか、法で裁いていいものか、それよりもっと人間としてすべきことがあるのではないかとか、さまざまな見様がある。
捜査官の推理は、現代の科学捜査でなく、地道な金田一耕介ばりの捜査があり、捜査官の肉体に関する鋭い洞察と、そのCGを使っためまぐるしい解説で、荒っぽい格闘とは裏腹の知的考察もある。
カンフー映画としても、勘所に大御所をそろえ、息もつかせない。
見どころ満載の映画だ。
葉剣(イップマン)のドニーイエンと金城武の演技には感服する。