1964年作品。
山田洋次が自ら、山田映画の原点だという。
クレイジーキャッツのハナ肇主演だ。脇にもキャッツの面々がでている。
シベリア帰りの無宿者が、寺に身を寄せ、そこの若奥様に恋心を抱いてしまう。
そこからこの男の、男としての奮闘記だ。
やくざまがいのことをするから、元はやくざだったのだろうか。男意気にかけては天下一品だ。人に頼まれれば嫌とは言えない。お人よしなのだ。まして、若奥様にそそのかされては、だまちゃいられない。
でも、そこは馬鹿、頓珍漢で、うまく切り抜けるが、そのお互いの反応が真面目でいて面白い。
山田監督の言う、本人が真面目であればあるほど喜劇だ。それはおかしく撮ろうとせずとも、自然に笑いを呼ぶ。
ただ、若いころの作品だけに、かなり荒っぽく、寅さんのような安定感はない。
まあ、ハナの荒っぽさが逆にこの映画の取りえか。
それにしても、美女と野獣じゃないが、美しい女性は絵になるもんだ。マドンナは桑野みゆき。
山田洋次が自ら、山田映画の原点だという。
クレイジーキャッツのハナ肇主演だ。脇にもキャッツの面々がでている。
シベリア帰りの無宿者が、寺に身を寄せ、そこの若奥様に恋心を抱いてしまう。
そこからこの男の、男としての奮闘記だ。
やくざまがいのことをするから、元はやくざだったのだろうか。男意気にかけては天下一品だ。人に頼まれれば嫌とは言えない。お人よしなのだ。まして、若奥様にそそのかされては、だまちゃいられない。
でも、そこは馬鹿、頓珍漢で、うまく切り抜けるが、そのお互いの反応が真面目でいて面白い。
山田監督の言う、本人が真面目であればあるほど喜劇だ。それはおかしく撮ろうとせずとも、自然に笑いを呼ぶ。
ただ、若いころの作品だけに、かなり荒っぽく、寅さんのような安定感はない。
まあ、ハナの荒っぽさが逆にこの映画の取りえか。
それにしても、美女と野獣じゃないが、美しい女性は絵になるもんだ。マドンナは桑野みゆき。