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NHK山田洋次が選んだ日本映画100選 喜劇編 山田監督の「馬鹿まるだし」

2012-05-17 10:23:01 | 日本映画
1964年作品。

山田洋次が自ら、山田映画の原点だという。

クレイジーキャッツのハナ肇主演だ。脇にもキャッツの面々がでている。

シベリア帰りの無宿者が、寺に身を寄せ、そこの若奥様に恋心を抱いてしまう。

そこからこの男の、男としての奮闘記だ。

やくざまがいのことをするから、元はやくざだったのだろうか。男意気にかけては天下一品だ。人に頼まれれば嫌とは言えない。お人よしなのだ。まして、若奥様にそそのかされては、だまちゃいられない。

でも、そこは馬鹿、頓珍漢で、うまく切り抜けるが、そのお互いの反応が真面目でいて面白い。

山田監督の言う、本人が真面目であればあるほど喜劇だ。それはおかしく撮ろうとせずとも、自然に笑いを呼ぶ。

ただ、若いころの作品だけに、かなり荒っぽく、寅さんのような安定感はない。

まあ、ハナの荒っぽさが逆にこの映画の取りえか。

それにしても、美女と野獣じゃないが、美しい女性は絵になるもんだ。マドンナは桑野みゆき。



コメント (1)
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