おススメ度 ☆☆☆
冒頭、実話であるというコメントが、
確かに、アウンサンスーチーは、時の政権により監禁され、ノーベル賞を受賞。夫との別離生活を送った。
ただ、ビルマにおける時の政権の在り方が、欧米側の一方的考え方で処理されており、あくまでスーチーをヒロイン化する道具にされていることにきづかいが必要だ。
その点を除いて、単純に夫婦の絆問題としてとらえれば、よくできた映画だ。フランスのリュックベンソンが演出。あの彼がえっと思うが、力量を発揮する。
スーチー夫婦には、一本筋が通っている。民主化政権の実現だ。そのためには、犠牲を払わねばならない。
二人は強い。まず、学生たちが囚われひどい扱いを受けることに対するハンガーストライキ。あと2,3日で死ぬというのに。
突然現れ銃で脅してくる軍隊、銃を向けられても恐れず突き進む姿。崇高にさえ見えてくる。
いっぽう、夫は、妻のためにノーベル賞を得るよう努力したり、くじけて、イギリスへ帰りたいというスーチーを押しとどめ、忍耐を求める姿。
時の政権に、隔絶された二人、更には、スーチーの息子達。
お互い、本音では、さびしいと語る。
夫は、癌を病み、幾何の余命。それを知りながら会えない立場の苦労。涙を誘わずにはいられない。
電話すら、途中で妨害が!
ビルマの置かれた悲劇がしのばれる。
スーチーを演じるミシェルヨー。スーチーの民衆に対するビルマ語での堂々たる演説。体重を絞り切っての熱演。自ら映画化を求めた意味が分かる。
冒頭、実話であるというコメントが、
確かに、アウンサンスーチーは、時の政権により監禁され、ノーベル賞を受賞。夫との別離生活を送った。
ただ、ビルマにおける時の政権の在り方が、欧米側の一方的考え方で処理されており、あくまでスーチーをヒロイン化する道具にされていることにきづかいが必要だ。
その点を除いて、単純に夫婦の絆問題としてとらえれば、よくできた映画だ。フランスのリュックベンソンが演出。あの彼がえっと思うが、力量を発揮する。
スーチー夫婦には、一本筋が通っている。民主化政権の実現だ。そのためには、犠牲を払わねばならない。
二人は強い。まず、学生たちが囚われひどい扱いを受けることに対するハンガーストライキ。あと2,3日で死ぬというのに。
突然現れ銃で脅してくる軍隊、銃を向けられても恐れず突き進む姿。崇高にさえ見えてくる。
いっぽう、夫は、妻のためにノーベル賞を得るよう努力したり、くじけて、イギリスへ帰りたいというスーチーを押しとどめ、忍耐を求める姿。
時の政権に、隔絶された二人、更には、スーチーの息子達。
お互い、本音では、さびしいと語る。
夫は、癌を病み、幾何の余命。それを知りながら会えない立場の苦労。涙を誘わずにはいられない。
電話すら、途中で妨害が!
ビルマの置かれた悲劇がしのばれる。
スーチーを演じるミシェルヨー。スーチーの民衆に対するビルマ語での堂々たる演説。体重を絞り切っての熱演。自ら映画化を求めた意味が分かる。