おススメ度 ☆☆☆
「ルイーサ」、人の名前だけの題名の映画は、推測するのが難しい。
なんと、60歳くらいのおばさんが、失職し、地下鉄でのものごい生活を始める話だ。
まあ、ちょっと見、なんと暗ーい物語かと思う。
実際、アルゼンチンでは、1978年軍事政権下で圧政があった。
この時、彼女は、夫と娘を失ったらしい、詳しい説明はない。夢を見るだけだ。
悪いことは重なる。静謐できっちりしたおばさん。最愛の猫が死んでしまう。その日、勤め先の葬儀会社をいきなり首になる。若い女があとがまにつく。さらに、アルバイトをしていた女優の家の家政婦の仕事も断られる。
八方ふさがり、退職金を受け取りに行く途中、バスが故障で、地下鉄に乗る。初めての地下鉄、きっぷの買い方からわからない。
で、仕事がなく途方に暮れた彼女は、地下鉄で物乞いをすることに。
意外とたくさん同業の人がいる。席の取り合いから、足の悪い老人と知り合い、二人で意気投合。
まあ、こんな話だが、前半の不幸続きの暗さから、後半は人とのつながりの大切さを学びながら、社会に溶け込んでいく彼女の姿に明るさを見出す。
ただ、社会の貧しさは変わらず、アルゼンチンの現在がしのばれる。
「ルイーサ」、人の名前だけの題名の映画は、推測するのが難しい。
なんと、60歳くらいのおばさんが、失職し、地下鉄でのものごい生活を始める話だ。
まあ、ちょっと見、なんと暗ーい物語かと思う。
実際、アルゼンチンでは、1978年軍事政権下で圧政があった。
この時、彼女は、夫と娘を失ったらしい、詳しい説明はない。夢を見るだけだ。
悪いことは重なる。静謐できっちりしたおばさん。最愛の猫が死んでしまう。その日、勤め先の葬儀会社をいきなり首になる。若い女があとがまにつく。さらに、アルバイトをしていた女優の家の家政婦の仕事も断られる。
八方ふさがり、退職金を受け取りに行く途中、バスが故障で、地下鉄に乗る。初めての地下鉄、きっぷの買い方からわからない。
で、仕事がなく途方に暮れた彼女は、地下鉄で物乞いをすることに。
意外とたくさん同業の人がいる。席の取り合いから、足の悪い老人と知り合い、二人で意気投合。
まあ、こんな話だが、前半の不幸続きの暗さから、後半は人とのつながりの大切さを学びながら、社会に溶け込んでいく彼女の姿に明るさを見出す。
ただ、社会の貧しさは変わらず、アルゼンチンの現在がしのばれる。