おススメ度 ☆☆☆
エンドロールでシェイクスピア原作を知った。
たしかに、セリフ回しといい、物語の設定といいシェイクスピアものだ。
だが、舞台は現代、ただし、劇中出てくるローマは架空の都市。
実際は、ベオグラードで撮影されたらしい。
英雄、すなわち軍のえらい人だ。
長の血筋を引き、幼いころから英雄を目指して育てられた将軍。ただ、彼は英雄ゆえに傲慢だった。
映画冒頭、食料を求める大衆を力で抑えた。
そんな彼は、敵と戦って勝利を得、その勢いで執政官に上り詰めるはずだったが、その傲慢さゆえ、反対勢力が強く、結局追放されてしまう。
ただ、傲慢とは、自信の裏返しであり、自ら力で勝ち取ってきたものを、自らこびへつらって、謝るものではない。
シェイクスピアの原作に忠実に、現代にも当てはまる、政治情勢、マスコミと民衆などのテーマのてんこもり。
ただ、こういう劇作的展開を好まない人には、重い映画だ。その向きには戦争シーンだけでも楽しめばいい。
監督は、主演も兼ね、かの「ハリーポッター」のヴォルデモート卿でおなじみのレイフ・ファインズ。独特の風貌が光る。
もうひとつ重要な役どころは、彼の母親に扮するバネッサレッドグレイプ。重厚な演技で画面を締めている。
エンドロールでシェイクスピア原作を知った。
たしかに、セリフ回しといい、物語の設定といいシェイクスピアものだ。
だが、舞台は現代、ただし、劇中出てくるローマは架空の都市。
実際は、ベオグラードで撮影されたらしい。
英雄、すなわち軍のえらい人だ。
長の血筋を引き、幼いころから英雄を目指して育てられた将軍。ただ、彼は英雄ゆえに傲慢だった。
映画冒頭、食料を求める大衆を力で抑えた。
そんな彼は、敵と戦って勝利を得、その勢いで執政官に上り詰めるはずだったが、その傲慢さゆえ、反対勢力が強く、結局追放されてしまう。
ただ、傲慢とは、自信の裏返しであり、自ら力で勝ち取ってきたものを、自らこびへつらって、謝るものではない。
シェイクスピアの原作に忠実に、現代にも当てはまる、政治情勢、マスコミと民衆などのテーマのてんこもり。
ただ、こういう劇作的展開を好まない人には、重い映画だ。その向きには戦争シーンだけでも楽しめばいい。
監督は、主演も兼ね、かの「ハリーポッター」のヴォルデモート卿でおなじみのレイフ・ファインズ。独特の風貌が光る。
もうひとつ重要な役どころは、彼の母親に扮するバネッサレッドグレイプ。重厚な演技で画面を締めている。