ひろの映画見たまま

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イギリス/ドイツ映画「善き人」、ユダヤ人の友人とナチスとのはざまで悩む善き人。

2012-08-29 18:11:42 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

1930年代、ヒトラー独裁の時代。

大学で文学を教えるハルダー。母を介護し、妻や子供たちのために、料理もする善き人。

自らの書いた小説がヒトラーの気に入られ、その行きがかりでナチに入党させられる。

彼には、若き頃一緒に戦ったユダヤ人の友人がいた。

やがて、ドイツ国内でユダヤ人迫害の動きが、親衛隊の幹部に昇格したハルダーは、友人を助けようとするが、……

時代の波に翻弄され、友人が迫害されるのを手助けできず悩む。

英国の劇作の映画化で、善き人でありながら、自ら手を貸したわけもないのに、妻とは離婚、教え子と結婚、母は独り住まいに。

ヴィゴ・モーテンセンが、繊細で知的な大学教授の苦悩を見事演じあげ、映画の奥行きを深くしている。

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