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NHK山田洋次が選んだ日本映画100選 喜劇編 沢島忠監督の「ひばりの森の石松」

2012-08-30 13:27:41 | 日本映画
1960年作品

美空ひばり23歳の作品。

女のひばりが、石松に扮するという奇想天外な着想。

さらにこの映画は、富士山をバックの茶摘み歌から始まる。ミュージカルなのだ。

そういえば、途中で竜宮城の話が出てくる。

ラストの大捕物では、ボウリングが出てくる。時代劇でボウリングのびっくり。

それにしても、美空ひばりは芸達者、後年は演歌の女王として君臨、輝かしい歌手生活があるが、若いころは意外におちゃめ、のびのびと石松を演じている。

この映画、立ち回りもふんだんに出てくるが、血が見えない。すなわち、舞台の映画化なのだ。

そして、東映の時代劇らしく、姫が出てくる。それも盲目。姫を抱えての道中物語は、ロードムービーだ。

また、船中での、森の石松のあの場面が、堺駿二(堺まさあきの父)の名演技で盛り上がる。

沢島監督の群集処理も、幅を利かせている。
コメント (2)
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