ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「兵士ピースフル」、悲しい戦争映画です。

2014-01-10 16:47:28 | イギリス映画
おススメ度 ☆☆

劇場未公開。

『戦火の馬』の原作者、マイケル・モーパーゴの児童文学を映画化。第1次大戦下のイギリス。

平凡な田舎町で育った兄弟、二人は共有の彼女もいて、青春を謳歌していた。

前半は、牧歌的な田舎風景。そこで一つの事件が。山で木を切っていた父親。弟がいる場所で木を切って、木が倒れてきた、弟は一瞬立ち止まった。そこで、父が弟を助けようとして木の下敷きになりなくなってしまう。弟はこのトラウマを後々まで抱えることに。

だが、戦争がはじまり、若者は競って戦場へ。弟は、年齢に問題があったが、志願して入隊。

西部戦線の戦場は、死体を乗り越えて進む肉弾戦。銃後の競って戦場を憧れた人たちを完全に裏切る熾烈な戦い。

兄弟も前線へ、兄はすぐ戦闘でけがをするが、治るやすぐまた戦場へ。

さらに、戦地ではいじめがあった。執拗な軍曹のいじめに反抗した兄は、上官に反抗したかどで捕えられる。

軍事裁判の結果、銃殺刑に、いともあっけなく処理されてびっくり。敵ではなく身内から殺される不条理。

「神はいるのか」のセリフが痛い。

真面目な映画だが、この現実は痛い。イギリス映画にはこういう残酷な面がある。ちょっと、みんなに薦めにくい映画だ。(戦争を叫ぶ人たちに魅せたい映画ではあるが)




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キネマ旬報ベストテン発表される

2014-01-10 08:59:19 | 映画
キネマ旬報ベストテンが発表された。

日本映画ベストワンは、「ペコロスの母に会いに行く」。

老人社会を、ペーソスとユーモアで描いた佳作だった。

外国映画ベストワンは、「愛、アムール」、これも老人社会。もう老人社会の世界になったのかな。


私は「ゼログラビティ」を押していたが2位だった。

日本】(1)ペコロスの母に会いに行く(2)舟を編む(3)凶悪(4)かぐや姫の物語(5)共喰い(6)そして父になる(7)風立ちぬ(8)さよなら渓谷(9)もらとりあむタマ子(10)フラッシュバックメモリーズ 3D

外国】(1)愛、アムール(2)ゼロ・グラビティ(3)ハンナ・アーレント(4)セデック・バレ(5)三姉妹 雲南の子(6)ホーリー・モーターズ(7)ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(8)ザ・マスター(9)熱波(10)もうひとりの息子

文化映画 標的の村

日本映画監督賞 石井裕也 舟を編む

脚本賞     荒井晴彦 共喰い

主演女優賞   真木よう子 さよなら渓谷

主演男優賞   松田龍平 舟を編む

助演女優    田中裕子

助演男優    リリーフランキー

新人女優    黒木華   

新人男優    吉岡竜輝  少年H

写真は「ペコロス~」
 
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