ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「母の身終まい」、母の尊厳死を見守る息子の物語。

2014-01-20 17:49:35 | フランス映画
おススメ度 ☆☆☆
   老いと死に関心のある方 ☆☆☆☆

48歳のトラック運転手、麻薬を運んだかどで刑務所に。

映画は、刑務所から出所する男のシーンから。

母のもとに身を寄せ、就職活動をする。だが、前科者の就職は厳しい。

やっとごみ処理の仕事にありつくが、厳しい。

家庭では、母が食事の支度などしてくれるが、タバコを吸うな、犬の足を綺麗にとかことごとくうるさい。(ちなみに、犬は息子にも母にもなついている)

そんなある日、母の机の引き出しから手紙を見つける。それは、尊厳死協会からの手紙。

母は末期のがんだ。医者にかかったり、この辺の状況説明は丁寧だ。しかし悲観的。

親子の言い合い(言い争いの感じ)とか、病状の悪化とか、とにかく暗い映画だ。

ある日、友人とボーリングにいき、そこで行きずりの恋をしてしまう。

だが、翌朝、自分の職業を言えなくて、別れてしまう。そして職も辞め。

まあ、男は絶望、母は病気。

そんな中での尊厳死。

これ以降は意外と淡々。

その日のシーンが丁寧に描かれて、ここは静かな場面。

いずれにせよ、老いと病と死という避けて通れない問題を考えさせられる映画だ。
コメント (1)
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