ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「暗闇から手を伸ばせ」、身体障害者の性を描いた映画です

2014-01-26 16:25:24 | 日本映画
おススメ度 ☆☆

第23回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭のオフシアター・コンペティション部門でグランプリを受賞。

テレビディレクター戸田幸宏が取材した作品がオクラになったので、フィクションとして自主制作した。

障害者専門のデリヘル(派遣型風俗)を主人公にした映画なので、ちょっと特殊な舞台。この特殊な世界を映画にした勇気にまず敬意を。

何人かの障害者を登場させ、それぞれのエピソードで成り立っている。最後は少し青春ドラマっぽくなり、障害者の風俗がテーマなのだが、ちょっとそれてしまった。

中で一番出来のいいのは、実際に障害を持つ(先天性多発性関節拘縮症)ホーキング青山氏。生まれたときから両手両足が使えず、今はお笑いタレントとしても活躍。当然車椅子の生活だが、地のまま、かなりきわどいセリフも吐きながら、真実をついているのが面白い。

そのほか、ラブホで監禁され、死ぬような目にも合わされる。

主演の小泉摩耶は、頑張って演じているが、ちょっと露出不足。まあ、安心して見られるとは言うものの、寂しい思いをする人も。

障害者の性というちょっと目新しい視点で、ドキュメンタリーとしては面白いが、ドラマに逃げてしまって中途半端。
コメント
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