ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ダライ・ラマ14世」、写真家親子で撮ったダライラマ来日の姿

2015-11-20 19:22:53 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

ドキュメンタリー好き、ダライラマ好き ☆☆☆☆

京都では今やっと公開。

チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世に密着したドキュメンタリー。

世界の要人を撮り続ける薄井大還。ダライラマの撮影を許可され、さらに映像撮影も許可される。そこで、映像作家の息子薄井一議にムービーカメラを持たせ、ライラマ来日時の映像を撮影したもの。

従って、ダライラマの舞台裏が映像化され、気さくなおじさん感が強い。

特に、町の人々に質問をさせ、それについて、会場でダライラマに答えさせる手法を取っている。

当然、そんな個人的なことまで答えることはないが、あえてそのような質問にまで答えるダライラマの姿勢がうらやましい。

そして、自らのことは自らでという基本姿勢。

非暴力、相手を思いやる気持ちが必要との仏教の教え。

広く目を開きなさい。

それでもひどい事件が起こるのは、カルマだという。

チベット亡命政府のあるインドのダラムサラと、いまもチベットの伝統と風習が受け継がれるラダックなどで取材を敢行。6年の歳月をかけて完成させた。

チベットの若者たちが、勉強したいという意欲の高いこと。虐げられた民族は、教育で世直しをする必要がある。

一方、ラダックで行われる、全身でひれ伏して進むゴチャックに、仏教の源を見る。

いろんなことを考えさせられる映画だ。
コメント
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