ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「幕が上がる」、ド根性高校演劇部

2015-11-25 17:45:41 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

青春映画好き、演劇好き ☆☆☆☆

平田オリザの原作を、ももいろクローバーZ メンバー主演で描く、高校演劇の頂点を目指す生徒たちのセッション。

ももクロは名前しか知らない当方にとっては、見知らぬ主人公たちの成長物語に付き合うことに。

平田オリザといえば、演劇界の重鎮だが、彼が、ももクロメンバーを指導したというから、そういう意味では重みがある。

確かに、おどおどして、演劇部を立ち上げた最初に比べれば、ラストにはちゃんと演劇を演じているのだから大したものだ。

そしてこの映画の肝は、黒木華演じる吉岡先生。

そのスパルタ教育は、セッションの鬼教師を彷彿とさせる。

自ら、演劇を目指しながら、高校教師にあまんじるジレンマと戦いながら、ももクロメンバー達を叱咤激励する。

そして地区大会まで勝ち上がる。

恋愛沙汰は御法度、ただ、一途に目標に向かって進む生徒たちは神々しい。

それをだれずに演じあげたももクロも立派。

やはり何といっても、平田オリザの原作と、「桐島、部活やめるってよ」の喜安浩平の脚本がしっかりしている点だ。

いずれにせよ、青春に精いっぱいの生徒たちは素晴らしい。
コメント (2)
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