ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「日本で一番悪い奴ら」、綾野剛主演、警察物です。

2016-07-10 17:43:53 | 日本映画
おすすめ度 ☆☆☆

警察映画好き ☆☆☆☆

R15+ 暴力とセックス満載です。

2002年に北海道警察で発覚した不祥事“稲葉事件”を題材に描いた小説の映画化です。

諸星要一(綾野剛)、柔道の腕を買われ警察へ。

点数主義の警察では、なかなか成果が上がらず、名刺を配ったり躍起になる。

敏腕刑事の村井から「裏社会に飛び込み『S』(スパイ)を作れ」と教えられた諸星は、言葉通りSを作りやくざ社会に入り込んでいく。

ヤクザの黒岩(中村獅童)、運び屋の太郎(YOUNG DAIS)、盗難車バイヤーのラシード(植野行雄)と諸星がタッグを組み、密売拳銃の摘発で、成績を上げていく。

なにしろ、警察の裏金で、闇の拳銃を買い、それを摘発して成績にする都合のいい話。

この辺は、完全に上層部も絡んでいるのだが。

だが、結局お金に行き詰まり、押収したしゃぶに手を出すことに。

中盤は、薬漬けの諸星のイキがりが光っている。

最初の初々しい警察官から、どっぷりやくざに浸かった薬中となり果てる。

そして大掛かりな、税関を巻き込んでの麻薬取引に手を出すが、これがもとで、捕まってしまう。

ラストは、老後の諸星。

組織に飲み込まれた、チンピラやくざのてい。

役者がそれぞれツボを心得、主役の綾野を引き立てている。

女性も絡んで人生模様が泣かせる。






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