ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ブルックリン」、アイルランドとニューヨーク・ブルックリン、彼女はどちらを選ぶのか?

2016-07-21 18:10:03 | ヨーロッパ映画
満足度 ☆☆☆☆☆☆☆

アイルランド・イギリス・カナダ合作

アイルランドで生まれ育った少女エイリシュ、妹の将来を案じた姉の勧めで、アイルランドの小さな町からニューヨークブルックリンへとやってくる。

旅の先々の失敗やら、寮生活でのホームシック。

海を渡った見知らぬ土地。そこはあか抜けた都会だったが。

しかし、簿記を習い始め、ダンスパーティで知り合ったイタリア系の男性と知り合うことに。

ブルックリンは、アイルランド系の人々が多く、そういう意味では、ある程度は、過ごしやすい街なのかも。

日本で言えば、集団就職で、東京へ出てきた田舎娘的な感じ。

だが、映画は、アイリッシュ系アメリカ人なのだから、綺麗。

主役のシアーシャ・ローナンは、自身アイリッシュなので、ぴったりだ。おかげでアカデミー賞にノミネートされている。

映画は、そこでとどまらず、姉が急死し、アイルランドへ帰郷。

そこで、新しい男性と交際。イタリア男とどさくさに結婚しているにもかかわらず、二股交際。

そういう意味ではちゃっかりしてきた。

でも、二つの故郷(男)に揺れ動く心を、決めてくれたのは、昔なじみくそばばあ。

脚本、演出ともに丁寧に小話をつないでエイリッシュの成長物語を描きあげている。

衣装の色遣いなど、小品ながら巧みな映画だ。
コメント
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