ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「AMY エイミー」、27歳で亡くなったイギリスの歌姫の一生。

2016-07-22 17:46:42 | イギリス映画
満足度 ☆☆☆☆☆☆☆

第88回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞。

AMYエイミーの名は、日本ではあまり知られていない。

08年にアメリカのグラミー賞を得ているが、もう11年には、27歳で亡くなっている。

私も初めて聞く歌声。

素晴らしい、の一言。

もともと父母に音楽家の素養があったので、自然とジャズに興味を持ち、ベテランたちの歌を聴き、自らも心情を吐露する形で作詞もし、20歳で、アルバムを出し、デビューしている。

歌が好き、だが、こびたくない。

だが、世間が認める。

とんとん拍子に伸びっていった。

若い頃にプライベートビデオを撮影しており、これに、インタビューの音声を重ねて、これを巧みに編集

アメリカに進出し、グラミー賞新人賞を獲得。曲もヒットする。

だが、この映画は、裏の面も丁寧に描いていく。

若いころからの過食症。そして、アルコール依存症。

男好き、結婚した相手は、ドラッグ好き。当然二人でドラッグにはまる。

ついには、警察につかまり、夫は刑務所に。

エイミーは、施設で薬断ちをするが、根絶できない。

セリビアで開かれた演奏会では、歌うことすらできない現状。

彼女の歌う歌詞が、自らの心情を訴えているだけに余計悲痛。

痛々しい姿も、随所で見せられる。

良く撮っていたなと感心。

でも、短かったが、目指した歌の頂点に達し、憧れのトニーベネットとコラボ。

男運は悪かったが、ドラッグを使った愛は最高のものだったろう。

そして、生き急いで、「27クラブ」の仲間入り。

ラストの曲も泣かせる。


コメント
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