ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「帰ってきたヒトラー」、この21世紀にヒトラーがいたら!

2016-07-25 18:00:55 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆☆

ヒトラーの風刺映画好き ☆☆☆☆

1945年に亡くなったヒトラーがタイムスリップして、現代に現れたらという、SF映画。

似ているからと言って役者が演じているのだから、本物というべくもないが、

実際に街に出て、ヒトラーがインタビューするというリアル、ドキュメンタリー風なシーンもあって。

ドイツで作られた感が強い。

テレビマンが、偶然ヒトラーを撮影し、それをネタにひと仕事しようという、マスコミが絡んだ作りに現代が感じられるが、

1945年とよく似た現状を思うとき、他人ごとではなく日本でも、大衆愚は経験済みだけに、今後が心配だ。

それにしても、よく映画化できたものだ、ドイツでは評判は良いらしいが。

翻って、日本で、天皇とか東条とかが風刺されたらどうだろうか、かまびすしい展開になるだろう。いやもっとあからさまな行動に出るかな。

いまだに、ヒトラー映画が次々と公開され、人々の痛みがあぶり出される一方で、こういった風刺画が出るって事は、ドイツが大人な証拠。

ただ、テロが頻発する昨今、人々は英雄を求めかねない。

映画が、警鐘の一端になってくれればうれしいが。

コメント (2)
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