おすすめ度 ☆☆☆
まったりした人生映画好き ☆☆☆☆
2005年の初監督作「キャッチボール屋」が第16回日本映画批評家大賞新人監督賞を受賞した、大崎章監督の10年ぶりとなる監督第2作。
初監督から5年間、新しい映画のめどが立たないタカシ。
大腸がんの手術をした兄の看病のため、故郷に帰り、世話をしている。
だがもう2年もたち、兄は弟の自立を促す。
一方で、東京で家庭を守っている妻は、だらしないタカシに離婚を迫ってくる。
映画のほうは、友人で脚本家の藤村に脚本を頼んでいるが、なかなかプロデューサーのOKが出ない。
そんな八方ふさがりのタカシに、婚活で彼女を見つけた藤村から、女性を紹介される。
白黒の映像が、昭和の映画っぽく、40男の悲哀が色濃く描かれる。
群馬のご当地映画でもあり、低予算ではあるが、小品としての気品がある。
ちょっとだらしない主人公タカシ、監督の自画像でもあるが、なかなか憎めない男に仕上がっている。
そして紆余曲折の末、他人の自立を手伝い、成功するが、取り残されたタカシ。
ラストは、先祖に決意を語るシーンで終わる。
渋川清彦の弟、光石研の兄の絶妙なコンビ。
離婚を迫る妻を渡辺真起子が演じ引き締める。
まったりした人生映画好き ☆☆☆☆
2005年の初監督作「キャッチボール屋」が第16回日本映画批評家大賞新人監督賞を受賞した、大崎章監督の10年ぶりとなる監督第2作。
初監督から5年間、新しい映画のめどが立たないタカシ。
大腸がんの手術をした兄の看病のため、故郷に帰り、世話をしている。
だがもう2年もたち、兄は弟の自立を促す。
一方で、東京で家庭を守っている妻は、だらしないタカシに離婚を迫ってくる。
映画のほうは、友人で脚本家の藤村に脚本を頼んでいるが、なかなかプロデューサーのOKが出ない。
そんな八方ふさがりのタカシに、婚活で彼女を見つけた藤村から、女性を紹介される。
白黒の映像が、昭和の映画っぽく、40男の悲哀が色濃く描かれる。
群馬のご当地映画でもあり、低予算ではあるが、小品としての気品がある。
ちょっとだらしない主人公タカシ、監督の自画像でもあるが、なかなか憎めない男に仕上がっている。
そして紆余曲折の末、他人の自立を手伝い、成功するが、取り残されたタカシ。
ラストは、先祖に決意を語るシーンで終わる。
渋川清彦の弟、光石研の兄の絶妙なコンビ。
離婚を迫る妻を渡辺真起子が演じ引き締める。